岡山ママブロガーのマイコです。
元小学校教諭です。
娘と一緒に教科書で勉強しています。
コロナ休校中の親子レッスンの参考にななったら嬉しいです。
今日は、きつつきの商売の学習を終えた後の発展学習です。
教科書p.28,29を音読しよう。

教科書p.28,29をすべて音読させ、今日することをつかませます。
そして、教科書p.144の物語文『とかげとぞう』の学習に入ります。
『とかげとぞう』の教科書をコピーし、以下のワークシートを準備します。
自分で学習にチャレンジさせる。

今回のレッスンの目的は、今まで「きつつきの商売」で一緒に学んできたことを、自力で学ばせることです。
なので、初めにこれからすることの指示をだします。
- 「とかげとぞう」を音読する。
- 分からない言葉に線を引き、辞書やipadで調べる。
- 調べた内容を音読し、教科書のコピーに引いた線の横に意味を書き込む。
- 気持ちを表す言葉に波線を引く。
- ワークシート①の表に登場人物、出来事などを抜き出して書き込む。
- ワークシート②の吹き出しに、とかげとぞうの気持ちを書く。
- 本の紹介カードを書く。
※困ったらその都度声をかけるように伝えて始めます。

もも子の書き込み

もも子の書き込み

親子で一緒に確認しよう。
言葉の確認
- 地平線
- 光の糸
- 上等
- こずえ
- はらばい
※太字部分は私が知っているか確認し、知らなかった言葉。
地平線
- 地面の果てと空が接したように見える線。



Siriさんに聞いてみよう。



地平線、この線みたいに見えるところ。
空と陸の境目の線のこと。
水との境目、海とかの線は、水平線ともいうよ。
分かった?

光の糸

光の糸は、辞書もSiriさんでもちょっとわからないだろうね。
太陽の光が線みたいに見えるときがあるよね?
葉っぱの間から見たときとか。
すごくまぶしくて、光の線がピーッと伸びてる感じ。


太陽の光が、糸みたいに細く長く伸びてたんだろうね。
上等
- 程度や等級がうえであること。優れていること。

髪の毛をくくるゴムが手元にあったので、どっちが上等か聞いてみました。
分かりにくいものは具体物が一番です。


これって、どっちもゴムだよね。
どっちが上等だと思う?


そうそう。同じものでも、価値が高いもののこと。
価値っていうのはいろいろあるけど、よさとか、便利さとか、かわいさとか…。
他と比べていいものやことを上等っていうの。
梢、腹ばいは辞書の通りです。
親子問答で、物語の理解を深めよう。

子どもがどんなところに線をひいているのか、どんな気持ちが現れているのか、一緒に確認しながら読み込んでいきます。
ちゃんと線があるところは「ちゃんと引けてるね。」と一言認めてあげてスルーし、気が付いていないところを一緒に確認していきます。

何で目を細くしてみるの?


地面のすなつぶが、いっせいにぽっと光をともしました。ってあるけど、どういうこと?


どうして光ったの?


理由が書いてあるよ。どこに書いてある?


そうだね。
とかげはなんで西の空を見てるの?


お日さまが沈むのは西の空なんよ。
お日様が登るのは、反対側の東の空なんだよ。
今は夕日を見ているから、西の空を見てるんだね。
※ここまでする必要はないかもしれませんが、3年生の社会で方位を習います。理科の意味も合わせて、太陽の動きについても触れました。

ずんずんずんって、どんな感じ?
ずんずんずん言いながら、自分がだんだん机の下に沈んでいくジェスチャーで答えてくれました(笑)

なんで今日の夕日は特別上等なんだろうね??


そうだね。
りっぱな夕日が見えるのって、どんなお天気の時かな?


ほほう、ほう、ほ。って、とかげの声が変わったのはなんで?


そうだね。
なんでぞうは、「どうしたの。」っていったの??


何で元気がなくなったか、ぞうには分からなかったのかな?


そうだね。
じゃあ最後に一つ。
”せのびしたぞうと、そのぞうの頭のてっぺんで、せのびしたとかげとに、夕日の最後の光の糸が、ぴかりとつながりました。”ってどういうこと?
ちょっと教科書の挿絵にどんな状況か描いてみて。

ちょっと難しいけどトライさせました。
とかげは鼻の先でなく、頭のてっぺんにいること。
もも子は腹ばいのとかげをかいたので、「とかげは腹ばいなの?」と聞くと、背伸びしたとかげに描きなおしました。
最後に光った場所をピカリマークで描き込みました。
「とかげとぞう」の吹き出しカード

「とかげとぞう」で、本の紹介カードを書こう。

下の空欄は、今自分が読んでいる本について書かせる予定です。
今日はよく頑張ったので、また明日トライさせます。
ワークシートまとめ
まとめ

以上、「きつつきの商売」発展学習の親子レッスン指導案でした。
私が学校で教えていたころは、ここまで丁寧にできるのが理想ではありましたが、さまざまな進度の子どもたちを一斉に相手に、副教材までつかって教える時間の余裕はありませんでした。
ここまでできるのは家庭学習ならではだと思います。
学校でできること、家庭でできること、違っていいと思います。
またとないこの機会に、今しかできない親子学習を、遊び心いっぱいにしてみてくださいね☆
地平線、分かった?