岡山ママブロガーのマイコです。
6歳の長女:もも子とは、お風呂の中で語り合うことがよくあります。
今日の質問は『どうして水はつかめないのか。』でした。
どうして水はつかめないの?
き、きたな…。と思いながら、臨戦態勢に入りました。
私はこういう類の子どもの質問はいつも一回聞き返すようにしています。
だいたいこう言うと、
と、すぐに言います。
言葉に出来ないことって、結構あるよね。
そういうことに、新しく言葉をつけれたら、これも一つの発明なんだろうね!
ここから、水について考えていきました。
親子問答
水って何?
つかめないって、どういうことかなぁ…。
手をお椀にしてすくったらちょっと持てること。
洗面器に入れたら持ち上げれること。
でも、水そのものはつかめないこと。
人間もほとんど水でできている話。
涙や鼻水、汗やおしっこのこと。
そんな話をしながら、どんな切り口で行こうか思案し、お風呂の中だから水の温度について質問してみました。
なんだか難しいね。
温度で、お水は、何か変わるかなぁ?
熱いと、泡になる。
確かに、っごく熱いと泡になるね。
お茶を沸かす時、お水がコポコポしてくるよね。
沸騰っていうんだけど、泡の中には何がある?
シャボン玉。
シャボン玉の中には何があるの?
首をひねるもも子。
話をもとに戻してみました。
じゃぁ、水の温度が下がって、つめた~く、つめた~くなったら?
氷はつかめる?つかめない?
水は、氷になったら、つかめるんだね。
じゃぁ、なんで氷はつかめるの?
答えが出たじゃん!
つかむって何?
じゃぁ、最初の質問に戻るよ。どうして水はつかめないの?
やっと、もも子の答えにたどり着きました。
これ以上はもも子も飽きてきたし、ちょっと難しすぎると思ってやめました。
確かにあるけど、つかめないもの。
ここから、水みたいに確かにあるけどつかめないものの話をしました。
空気、気持ち、声、幽霊、音楽…。
どれも、形がないもの。
形がないと、つかめない。
形がないものを形にしようとして、人はいろんなものを生み出してるのかもしれないね。
例えば、声に形を与えるために、文字を生み出したんじゃないかな。
音楽を形にはめるために、楽譜ができたんだろうね…。
そんな話をしました。
もも子がお風呂から上がったあと、しばらくつかめないものについて考えていました。
お風呂の中の、もも子との対話はいつも私に深い気づきを与えてくれます。
子どもは7歳まで、神様に近い存在だそうです。
子どもからの質問はピュアな分、より、本質的なものに迫ってくるものがあります。
人は目に見えない気持ちを表現するために、プレゼントをあげるのかもしれない。
愛をつかみたくて、子どもを生んだりパートナーを見つけるのかもしれない。
つかめないものを、つかむために。