岡山ママブロガーのマイコです。
元小学校教諭です。
小学3年生の娘がいます。
休校中の親子学習の一助になればと思い、ご家庭で簡単にできる指導案を紹介しています。
今日は、音楽『ドレミで歌おう』です。
♪ドレミで歌おう 音の高低を教えよう。
『音の高さに気を付けながら歌ったり弾いたりしましょう。』というめあてが教科書に書いてあります。
2年生の『♪ドレミの歌』で、身体を使った音の高低表現を学んでいます。
子どもにとって、音の高い、低いってよく分かりません。
音程をとるって、すごく難しいことなんです。
幼い時からリトミックやピアノ、合唱などで音楽に意識的に触れている子どもたちはや音感がよく育っていますが、そうでないお子さまにとっては、音の高い低いって、どういう意味かよく分からないのが普通です。
教室で歌のテストをしても、あまりにもみんな音程が取れないので初めはとてもびっくりしました。
身体を使って何度も表現していくうちに、だんだん音の高低が身についていきます。
音が高いとはどういう音なのか。
低いというのはどういう音なのか。
教えてあげないとよく分からないので、そういうものだと思って、あたたかい目で教えてあげてくださいね(*´ω`*)
大人にとっては当たり前になっていることが、子どもには通じないことがよくあります。
余談ですが、私は公務員事務職から教員に転職したので、初年度は子どもに自分のお堅い言葉がなかなか通じなくて、子どもに分かる言葉をしゃべれるようになるまで苦労しました(笑)
大人のあたりまえを外すと、子どもの様子が分かるようになります。
面白がって子どもを見てあげてくださいね☆まだまだ未知なことがいっぱいの子どもたちです。
大人が子どもの場所に降りて行ってあげると、コミュニケーションがうまくいきます。
ハンドサインを使って音階で歌おう。
音の高低を可視化するために、ハンドサインを使って学んでもいいですね。
ドレミの歌ほど大げさなものでなくても、アイーンのポーズの手の形を、以下のように音に合わせてポジションを動かすことで音の高低を目と耳で理解することができます。
- ラ:頭の上
- ソ:おでこの前
- ファ:鼻の前
- ミ:あごの前
- レ:のどの前
- ド:胸の前
手を動かしながら音階で歌いましょう。
運指を教えよう
鍵盤ハーモニカやピアノ等をつかって、指くぐり・指またぎの運指を教えます。
- ド:親指
- レ:人差し指
- み:中指
- ファ:薬指
- ソ:小指
指番号を復習しましょう。
2年生までは、基本的にはドからソまでのメロディーで、今回初めて、指をトンネルしないと次の音が引けない音が出て来ます。
メロディー:ドレミファソラソ
指番号:123 4 5?5
⇒
メロディー:ドレミファソ ラソ
指番号:123 1 2 3 2
メロディー:ドシラソファミレ
指番号:5432 1 ??
⇒
メロディー:ドシラソファミレ
指番号:5 4 3 2 1 3 2
※教科書の写真を参考にしてください。
ココはかなりの難関です。
ピアノを習っている子にとっては何のことはない内容なのですが、初めての子には頭がこんがらがって大変なところです。
丁寧に教えてあげてください。
まずは指番号をしっかり覚えることが大切です。
いきなり弾かずに、まずは机の上で指の動きを練習しましょう。
指がしっかり動かせるようになってから鍵盤を練習します。
爪にマジックで番号を書いてあげてもいいですよね。
番号を書いたシールや目印を、指や鍵盤に貼ってあげてもいいです。
って声をかけてあげると、「は!」と気がついて、分かりやすくていいですよ。
できるようになったら、伴奏に合わせて一緒に演奏しましょう。
言葉と記号を覚えよう(教科書p.9)
- 丸を書く。
- 上から下にスッと線を下ろす。
下から上に書かないように注意してあげましょう。
線からはみ出ていないか、丁寧に書くようにアドバイスしましょう。
ト音記号は、真ん中の部分が、必ず第1線と第2線の間(ハ長調ソの位置)から始まるように気を付けます。
- ハニホ ヘ トイロ
- ドレミファソラシ
ト音記号はバランスがむずかしいので、なかなか上手には書けません。いずれ書けるようになります(*´ω`*)
線の始まりの場所と回転数、下まで突き抜けるができていれば、少々不格好でも大目に見てあげましょうw
- 階名
- ト音記号
- 第1~5線
- 下第1間~第4間
- 小節
- 縦線
- 終始線
まとめ 苦手と好きのターニングポイント
ドレミで歌おう、ボリューミーな内容でした(;’∀’)
書いてて2ページにこんなにいっぱい凝縮してあるんだなぁって思いながらまとめました。
音階はこれから先もずっとついて回るし、音の高低はしっかり身に付けさせてあげたいですよね…。
これから先どんどん難しくなります。
嫌いな子はココで脱落していってしまう、ターニングポイントです。
意外と重要な内容なので、お忙しくて本当に毎日大変かと思いますが、できるだけフォローしてあげてくださいね(*´ω`*)