岡山ママブロガーのマイコです。
元小学校教諭です。
小学3年生の娘がいます。
休校中の親子学習の一助になればと思い、ご家庭で簡単にできる指導案を紹介しています。
今日は、国語『漢字の広場』2(p.46)です。
漢字の広場2 お話を作ろう
前回の漢字の広場1の発展学習です。
漢字の広場1では、教科書の漢字を使って短文を自由に作るだけだったのですが、今回はお話作りへとレベルアップしています。
このページの目的は、2年生で習った漢字の復習と、接続詞の使い方の復習ページです。
- そこで
- けれども
- だから
- すると
- しかし
- だけど
- なのに
- ところが
- でも
- また
- そして
- それに
- しかも
- それから
- さらに
- だって
- つまり
- さて
などなど
接続詞を挟みながらお話作りをします。
子どもにとっては結構難易度が高い活動です。
この学習は、この後学習する説明文『言葉で遊ぼう』『こまを楽しむ』にもつながっています。
2年生までの説明文は、時や順序を表す言葉に着目して読んできました。
3年生は、大事な言葉やまとめるということを学びます。
『漢字の広場2』は、見た目は実にあっさりしたページですが、次の説明文学習への伏線になっています。
- 教科書の漢字を使う。
- 今まで習った漢字は漢字で書く。
- 「、」「。」を忘れずに書く。
- 会話文は行を変えて書く。
- 段落の始まりは行を変えて1字下げる。
- 接続詞の使い方はよいか。
上記のポイントを見ていきます。
番号が上がるほど難易度が高くなります。
全てを求めず、できていることを認め、間違っているところは教えてあげましょう。
※このページは、与えられたテーマでお話を作る練習にもなっています。絵から離れない程度の冒険はOKです(*´ω`*)
書けたお話をまずは読んであげて、ストーリーのよかったところを教えてあげましょう。
もも子のお話とお直し
あるところに、こうたくんという男の子がいました。べんきょうをしていると、ひきだし(引き出し)の中で、何か(が)ひらひらしているのを見つけました。そのひきだし(引き出し)は、まだあ(開)けたことのないひきだし(引き出し)です。こうたくんは(が)、おそるおそるあ(開)けてみると、それはそれは(それは、なんと)、たからの地図でした。こうたくんは、それを(そのことを)おかあ(母)さんに言って、家から出て、たからさがしに行きました。
(元気に一本道を)地図で方角をたしかめながら(一本道を元気に)走って行きました。こうたくんのもち物は、地図と弓矢です。
こうたくんは(が)歩いていると、親友と会って(出会い)、いっしょにたからさがしに行きました(行くことにしました)。そこで(すると)、太いかれ木に(から)大きなヘビがこっちを見ています。けれども、こうたくんはヘビに弓矢をむけて、弓矢でヘビをやっつけました。それから、こうたくんは、天才こうたくんとよばれました。
こうたくんたちは(が)歩いて行くと、2mくらいのはばのがけがありました。こうたくんは走りはばとびのめいじん(名人)なので、かるがるとべます。ですが、親友はとべません。なので、こうたくんはいたをもってきて、(改行)
「わたってごらんよ。」(改行)
と言いました。親友は、心細くて立ち止まっていましたが、しかたなく谷を通りました。
こうたくんたちは、たからのありかにつ(着)きましたが、丸い、岩が(丸い岩が)、戸をし(閉)めています。こうたくんは、弓矢を岩のすきまに当てて、引っぱりました。すると、岩がゴロゴロところがっていきました。すると、とお(遠)くの方で、何かが光っています。それは、たからもので、(した。)それを二人で(二人は、それを)もって帰りましたとさ。
(おわり)
天才こうたくんとよばれたんだね(笑)
しかたなく、とか、上手に使えたね。
岩が転がって、遠くで何かが光ってるの、すごくおもしろかった。
もぉ、これ書くの、めっちゃ大変だったわ。
1時間くらいかかったんじゃない?
疲れた。
お疲れのもも子を横目に、出来上がった文章をチェックし、一緒に直しをしていきます。
接続詞の使い方がおかしかったり、前に習った漢字を使えていなかったり…。
いろいろありましたが、軽めに直させました。
改行をすべて書き直させるのは大変なので、印を入れてあげて、
ここは行を変えるところだったね。
と声をかけて行きました。
書き直しまでさせるとげんなりするので、その程度で私は十分だと思います。
どんなお話ができるか、楽しみですね!
全ての漢字をムリに使わなくてもいいですが、全部使えるとなおよいですね☆
以上、『漢字の広場2』でした(*´ω`*)