岡山ママブロガーのマイコです。
PTA連合会に出席し、井村雅代さんの講演会に参加しました。
学んだことをシェアします。
リオオリンピック シンクロ 日本代表コーチ 井村雅代さんの講演会に行ってきたよ。
有言実行 必ずメダルが取れる 目標達成の秘訣
無理をしなさい。力を出しなさい。
自分でできるもうちょっと無理をしなさい。
今の子たちは、自分ですぐに「頑張った」と思っている。
頑張ったかどうかは、他人が評価を下すこと。自分で自己申告することじゃない。
一番嫌いな言葉は「自分へのご褒美」
ご褒美は他人のお財布からいただくもの。
普通にやったらできない。
ちょっと無理をしたらできる課題を設定し、無理して取り組みなさい。
練習は嘘をつかない。努力して当たり前。努力の質を上げること。
自分の可能性を信じなさい。
1 mmの努力。
目標達成の秘訣は1 mmの努力を積み重ねる事。
1 mmが2 mmになり、2 mmが1㎝になり、1㎝がやがては1mにだってなる。
今、40㎝跳べるとして、3か月後には50㎝跳べるようになりなさい。そういわれたらちょっとハードル高いなって思う。
だけど、明日40㎝と1 mmなら、絶対跳べる。
目標達成の目標は大きなキラキラした目標と日々の小さな目標の2種類がある。
大きなものと日々の目標はどちらも同じ価値がある。
一歩だけ進化する小さな成功体験を積み重ねることで、次へつながる。
結果を決めてかかること。
物事をするとき、一つの仕事を引き受ける時、結果を決めてかかっている。
今日の自分がいて、結果を決める。そうすると、プロセスが決まってくる。
一年半後にはどうあるべきか。だいたいいつも一年半のスパンでチェックポイントを置く。
人間のすることだから、ほとんどの場合、間に合ってない。
計画通りなんてことはほとんどない。
その時は思いっきり慌てること。
慌てて、必死で間に合わせて、必ずそのチェックポイントをずらさずに通過していく。
結果を変えようとする人は何事も達成できない。寝る間を惜しんででも、何が何でも間に合わせる。
メダルなんてものは偶然にとれるものじゃない。
勝つべき人が勝つ。奇跡は起きない。今まで何をやってきたかで決まる。
結果を決めて、今日の自分がいる。腹をくくって自分に厳しくやるだけ。
叱る教育の5つの極意
- 本当のことを言う。ダメな物はダメ。
- 治す方法を言う。本人はやってるつもり。頑張ってるつもり。ではダメ!一つ目の方法ですぐにピタッと直らない。直るまで次から次へと直る方法を言い続けること。
- 可能性を信じる。コーチも本気で勝負している。絶対に変えてやる。愛されてるか義務的かは赤ちゃんでもわかる。今より良くなる。その子の可能性を絶対にあきらめずに信じること。
- 現行犯で叱ること。しつこく叱らないこと。単刀直入にズバッと分かりやすい言葉で叱ること。過去のことは思い出しても言わない。タイミングを逃したら気になっても言わないようにしている。現行犯は必ず反省する。反省しているところに過去の話をもちだすと、反省する気持ちから復活して反発する気持ちが生まれてくる。
- 犯人を突き止めること。「精一杯やったからいいじゃない。」はダメ。負けた原因をはっきりとつかまないと、また同じことを繰り返す。
※小さい子どもには、「すごい!」「びっくりした!」と、思いっきり驚いてあげること。そうすると、小さい子は絶対に、その表情をもう一回見たい。もう一回驚かそうと思って頑張る。
まじめに正しいことをやり続けなさい。
シンクロナイズドスイミングは採点競技。
自分ではできたと思っても、世の中の評価が伴わない時がある。
世の中はいいことばかりではない。
その時、失望してヤケになってはいけない。
どんな結果が来ても、真面目に正しいことをやり続けなさい。
一人ずつ、こっちを向いてくれるから。
生きている限り、いろんな問題にぶち当たる。
文句ばっかり言う人は、100%まだエネルギーがある。
本当に苦しかったら人は黙る。黙って受け入れようとするものだ。
同じエネルギーを使うなら、文句を言うことに使わずに、前に進むことに使え。
プレッシャーは感じなさい。
プレッシャーは、精一杯背負いなさい。
プレッシャーは誰にでもかけられるものじゃない。
期待されているからかけてもらえるもの。
選ばれた人にしかかけられない。
思いっきりプレッシャーを感じたらやがてわかる。
「私は私だ。120%する以外にない。」
みんな必ずそこにたどり着く。
丁寧はいらない。
やるだけやってきたら、本番でできないはずがない。
体感でそう思える。人は失敗したくない時、丁寧にやろうとする。
丁寧はいらない。
いざとなったら探ったり躊躇したらダメ。
正しいと思ったら探らずに行け。
勇気を出して、仲間を信じて、0.001秒の瞬間で上げる。※上げるという表現はシンクロのリフトのため。
前へ前へ進みなさい。
最後にヘッドコーチからとても素晴らしいメッセージをいただきました。
コーチはいつも1流のものを作りたいと思ってやってこられた。
- 3流は、道に流される。
- 2流は、道を選ぶ。
- 1流は、道をつくる。
コーチはいつも、「1流になりたい。マネをせず、いつも新しい提案を世界にしたい。」と思っているとのこと。
人は人の目にさらされて成長する。
力はいたらなくても、人の前に出てとにかくやってみること。
人の目は痛くて辛い。でも、必ず成長させてくれる。
前に行ったらまた前がある。
前を知って、さらにその次の前が見え、そこに行くことができる。
行かない人は前があることすら知らない。
前へ前へ進みなさい。
1ミリの努力を実行する。
コーチは1時間半にわたる公演中、高いヒールの靴を履き、一度も着席せず、水も飲まず、笑顔を絶やさず、背筋をピッと伸ばして話していました。
声も大きくて張りがありました。
「声は人を表す。」
コーチが冒頭で仰られた言葉です。
「ハスキーな声をドスが効いているでしょう?」と笑っていらっしゃったけれど、本当に迫力のある方でした。
たまたまお誘いをいただいた講演会。
素晴らしい内容で、身が引き締まる思いがしました。
ついつい怠けてしまう自分に活を入れて、今日からまた1 mmずつ前を向いて努力していこうと思います。