今、目の前にいる人に、明日また会えるとは限らない。
今、目の前にいる人が、明日も同じ人とは限らない。
一期一会
昨日は知っている人と知らない人が大勢一緒くたにいる空間で過ごしました。
これだけ大勢の人がいて、言葉を交わす人はほんの一握り。
その深さや濃淡もさまざま。
背景に溶け込む人もいれば、個が立っていて目立つ人もいました。
面白いなぁと感じていました。
私の周りには、優しい人もいれば、わけの分からない人もいます。
顔を見ただけで嬉しくなる人もいれば、いつも不穏な圧を感じる人もいます。
私の中の無意識が、今までの記憶と経験を総動員し、エネルギーを感じた瞬間に反応を始める…。
人にはみんなそれぞれ違った背景があり、相手には、相手らしく在る権利があります。
理不尽な目に合ったら、腹は立っても、相手を変えたいとは思いません。
腹が立った自分を内観します。
相手が変わることを期待もしません。
相手がどれほどステキな人でも、その人になりたいとも思いません。
ひたすら自分自身でありたい。
「他人からどう見えるのか」は自分の人生に本当は全く関係なくて、「自分自身がどう在るのか」の方が圧倒的に大事。
人に好かれようが嫌われようが、それは相手の反応で、相手が扱うこと。
自分でどうにかできるものじゃない。
さっきの自分は果たして自分自身だったのか、それとも「世間体」や「常識」や「エゴ」という得体のしれない生き物だったのか…。
物事に囚われず、潔く生きるコツは、いつもひたすらに自分自身であること。
誰かに出会って、自分の中の「こうあるべき」に出会ったら、それを丁寧にひとつずつ外していく。
一期一会。
誰かに出会って新しい側面の自分に出会う。
人は人を通して新しい自分に出会い、背景が変わる。
一期一会。
自分も相手も、次の瞬間には違う人。