長女が海の学習へ行ってきました。
この辺の小学校の子どもたちは、小学5年生になると海で宿泊研修を行います。
コロナの影響で、残念ながら日帰り研修となりましたが、
- カッター漕ぎ
- 貝殻でのキーホルダーづくり
など、楽しいプログラムが組まれていました。
嬉しそうにリュックサックを背負って出かけていきました。
海の学習のお弁当
帰宅した長女に、
と聞いたところ、
と答えました。
お弁当のハンバーグのサンドイッチがめっちゃおいしかったから、お弁当の時間が一番よかった。
なんだかほわっとした時間が流れました。
正直、お弁当作りはめんどくさいです。
幼稚園の時は毎日毎日お弁当で、しんどいなぁと思いながら作っていました。
だけど、長女にとってその日の一番の時間になるなんて、お弁当作りも悪くないなぁと思いました。
ワクワクが生み出すエネルギー
まずは、何を作るにしても、一品一品、ワクワクしながら作ってごらんなさい。
料理上手なお友だちに、最近もらった具体的なアドバイスです。
娘のリクエストはサンドイッチ。
何を作ろうか、「めんどくさい」はひとまず置いといて、ワクワクと考えてみました。
旦那が楽しそうに作ったピクルスが冷蔵庫にあるので、父と母の手作りが合体したお弁当なんてめっちゃいいじゃん☆と思い、自家製ハンバーガーを作ることに決めました。
それが、長女のその日のベストタイムと、ほわッとした時間を生み出しました。
大量のシソの葉:ご近所さんがくれたギフト
昨日、仕事が終わり帰宅すると、いつも新鮮なお野菜を分けてくれるご近所さんからメールが入っていました。
「赤紫蘇の葉をたくさんもらいました。いりますか?」
シソは大好きなので、
「ください。」
と気楽に返信しました。
てっきり葉っぱだけいただくものと思っていたら、なんと、枝ごと大量に分けてくださいました!
瞬時に沸き起こった心の声です。
もちろんそんなことは言わずにお礼を言って帰りましたが、ワイルドな大量の赤紫蘇の枝を前にちょっと思考停止状態(笑)
またもや「めんどくさい」との遭遇です。
でも、優しいご近所さんのせっかくのご好意を無駄にしたくない…。
深呼吸して、先ほどの料理上手の友人のことや、自然の作物を「これはすばらしい宝じゃ!」とおいしいものを作り出すステキな友人の顔を思い出しました。
彼女たちならどうするかなぁ…。
きっと、
「まぁ!素晴らしいギフト✨」
とか言って、キラッキラしながら何かおいしいものを生み出す姿が目に浮かびました。
そんな意識にひっぱられ、腹をくくって一枚一枚葉をプチプチと摘み取り始めました。
長女は海の学習帰りで疲れているし、次女も学校後、硬筆習字&スイミングをこなし、家でやっとのんびりしているところでした。
普段ならヘルプ要請せず、自分だけで解決しようとするのですが、途方に暮れるような量なので、さすがに子どもに手伝ってもらおうと思いました。
思いのほか喜んで手伝ってくれた二人。
次女は葉を摘み取りながらおしゃべりがとまりません。
鼻歌まで歌い出す始末です。
と言っても、
と言い出すほどのエンジョイっぷり(*´ω`*)
「子どもは絶対めんどくさがる。」という、自分の中の勝手な決めつけに出会った時間でした。
ぜんぶの葉を摘み取り、終わった枝を旦那に処分してもらい、葉を丁寧に洗いました。
作業時間、2時間ほど。
シソの香に癒される時間。
今までの私なら、めんどくさいが勝って、絶対しなかった作業です。
市販品のありがたさと、無添加食品を作る楽しさを同時に感じました。
子どもたちにとっても、売っているものがどういう風にできているのか、いい勉強になったことでしょう。
さすがに遅くなったので、洗った葉をざるにあげ、続きは翌朝へ持ち越し。
今朝からせっせと電子レンジで葉を乾燥させ、自家製ゆかりを作りました。
- 大地のパワー
- おひさまのパワー
- 雨と水のパワー
- 育てた人の手間暇
- 分けてくれたご近所さんの愛
- 子どもたちのお手伝いエネルギー
- 私自身のワクワク感
- なにが食べれるんだろう、という家族みんなの期待感
これだけのものが全部、エネルギーとして入っています✨
これはすんごい、パワーフードだなぁと思いました。
最初の「めんどくさい=自分にとって価値がない、時間がもったいない」ととらえていた負の現象が、「めんどくさい」を外すことで、こんなにもたくさんの気づきを与えてくれるポジティブな体験に変わりました。
違う角度から物事をとらえる。
そんな実践にもなったご近所さんからのギフトでした。
余裕があるからできること
子どものお弁当作り、シソの葉の加工。
以前の私は、今日感じたようにとらえる余裕はありませんでした。
シソの葉もあきらめて捨ててしまっていたかもしれません。
日々、目の前のことに精一杯で、「こなす」中心の毎日。
物事を豊かにとらえる隙間がありませんでした。
長女のお弁当の感想をきっかけに、そういったことにも気がつくことができました。
その後のしその葉の流れも完璧で、宇宙の采配にびっくりします。
振り返って思うのは、いっぱいいっぱいの時もあって、それでいいと思いました。
そういう時があったから、今ある余裕にも気がつくことができます。
親であることに精いっぱいで、暮らし方とか、生き方とか、そんなこと言ってられない、頭にも浮かばない期間が確かにありました。
最初からこんな捉え方はできないよなぁと思います。
どんな人に出会うかで、ゆっくりと意識も変わっていきます。
「知る」って、ものすごい革命です。
生き方が違う人に出会い、物事のとらえ方が以前より軽く、多角的になりました。
食はもちろん、いかに生きるかということを最も大切にし、日常を中心に置いている人は、ほとんどが年上のお友だちです。
一歩先の精神的豊かさを感じる世界を見せてくれます。
毎日、自分自身のワクワクを中心に生活している友人と交流を重ねるにつれ、私も少しずつ変わってこれたんだなぁと先人の導きにしみじみとありがたく思いました。