岡山ママブロガーのマイコです。
中村文昭さん講演会で学んだことを書いています。
中村さんご自身の人生。
それから、お子さんの子育てについてのお話がありました。
本当に言葉一つで子どもが受け取るイメージがどれほど違うのか。
そして、その影響がどれほど大きいのか。
今回の講演会には、高校生がたくさん聞きに来ていました。
中村さんは若い高校生たちのために、自分の夢を実現する方法について熱く語りかけていらっしゃいました。
別に若者だけでなく、大人にも当てはまると思います。
そして、大人がどう子どもの夢に向かい合うべきなのか。
その態度を学ぶことができました。
大人は必死になって夢をつぶしに来る
否定的ナイスアドバイス3点セット
- 絶対無理!
- お前にできるわけない。
- 世の中なめるな。
【中村さんの経験談】
東京で厳しい修行を何年も積んで実績を残し、いよいよ自分で独立をするために三重県に帰郷した。
当時21歳だった。
周りのみんなはまだ大学4年生の学生たちばかり。
そんな中、自分は社長になろうとしていた。
家族、親戚、友達などなど、周りの大人たちみんなに独立して店を出すことを話したら、100%全員
- 絶対無理!
- お前にできるわけない。
- 世の中なめるな。
と言われた。
それでも厳しい修行に耐えてきた自分は、絶対に偽物でない自信があった。
道を説く教育者である先生だけはきっと分かってくれる。
最後の期待を胸に学校まで訪ねて行った。
中村さん「先生!俺、今度自分で店を出すんです。」
先生「お前アホか。絶対無理!借金するで。そんな夢みたいなことやめとけ。」
腹が立った。
机を殴った。
涙がポロポロ出た。
すべての大人に否定されても、先生だけは違うと思っていた。
結局、周りの大人と同じだった。
中村さん「先生それでも教育者か!人の未来を簡単に言葉でつぶすな!!」
じゃぁ、なんと言ってほしかったのか。
「先生に手伝えること何かないか?」
「俺が一番乗りでお前のお客になるからな。」
何か心に光を灯すようなことを言ってほしかった。
夢をかなえる極意
- やったことのない人にばっかり相談するな。
- その道で大成功している人に相談すること。
- 親にかみつけ
反対されたら、
「お母さんやったことあるの?なんでやったことないのに言えるの?
命がけで産んだ人間のこと、何で応援してくれないの?」
って、聞けばいい。
親の理想に締め付けられなくてもいい。
小さな枠にはまらなくていい。
失敗してもそれを感謝に変える能力を身につけなさい。
やりたいことをやってみて、失敗を乗り越えて人は強くなっていく。
死ぬまで後悔するのか。
「あの時やっとけば…。」って雪だるまを担いで死ぬのか…。
大人の言葉を変える
大人はどういう言葉をかけるべきなのか。
中村さんの子育てのお話を紹介します。
シルクドソレイユに入りたい!
中村さんが息子さんとシルクドソレイユを観に行った時の話です。
感動した息子さんが言いました。
「わぁ!お父さん!スゴイねぇ!!
僕、絶対ここに入る。
あんな風にすごいこといっぱい、やってみたい!」
普通のお父さんだったら、
「アホか。お前。またそんなこと言うて。
そんなん絶対無理やで。
お前にできるわけないやんか。
逆上がりもこの前やっとできたようなやつが。
相当すごいやつしかあんなとこは入れるわけないやろ。」
中村さんの対応。
「そうか!
ほんならお父ちゃん、どうやって入れるんか知り合いにみんな連絡して、誰か関係者おらんか聞いてみたるわ。
もしおらへんかったら、お父ちゃんがあの中の誰か一人と友達になって、絶対聞いて来てやるからな。
がんばりや。」
子どもの心に何が残るのか。
- 普通のお父さんの対応
「やっぱり自分には無理なんだな。」という自分に対する暗いイメージが残る。
- 中村さんの対応
「できるかもしれない!」実現できることを想像して目をキラキラさせ、自分の将来に明るいイメージが残る。
中村さんの息子さんの現在
ご長男は高校を卒業後、本人の意思でオーストラリアに留学。
その間にトライアスロンに没頭し、現在は本気で東京オリンピック出場を目指して日々練習している。
猛練習に自ら進んで取り組み、その姿は中村さんから見ても感心するとのこと。
「お父ちゃん、僕な、東京オリンピック出たいねん。
でも、もし出れへんかっても、大丈夫やから。
僕こんだけきつい事毎日できとったら、もう何も他にできんことないって思うねん。」
この言葉を聞いて、自分の子育てはもう終わったと思ったそうです。
次男は次男で、これまた兄のように自ら留学を計画中。
自分の人生を自分で決めて歩んでいます。
言葉一つで…。
大人の言葉を変えること。
否定語ナイスアドバイス三点セットを使わないこと。
- やれることからやってみろ。
- 困ったときには何でも言うて来い。
- お前ならできる。
そう言って、自分の知恵を与え、下支えをすること。
まとめ
大人の声掛け一つで子どもに与える自己肯定感は格段に違ってくる。
自分を信頼できること。
自分に自信があることは、人生を前向きに生きていくうえで一番必要な感情です。
私の周りの大人たちも否定語三点セットをいつも口にしてきました。
今だってそうです。
いつのまにか、親の小さな枠の中に当たり前に合わせて無難に生きてきました。
できない洗脳に見事にはまっていました。
全く違うことを言う大人に、本を通して初めて出逢いました。
身近には一人もいなかったから。
読書が趣味で本当によかったと思います。
ホリエモン、本田健さんをきっかけに、行動することでどんどん世界が広がっていきました。
デール・カーネギー、ニール・ドナルド・ウォルシュ、最近では斎藤一人さん、小林正観さん、厚切りジェイソンまで。
まだまだ大勢数え上げればきりがないほど、本を通して全く違うことを言う大人の言葉を聞くことができました。
そして、実際そう生きている人たちにも、大勢出逢うことができました。
人生を変える言葉がある。
それが親の言葉だったらどれほど心強いか。
そして、親がそれをそのまま生きていたら、どれほど勇気づけられるのか。
言葉一つ変えるだけで…。
深いお話でした。
皆さんの参考になったら嬉しいです。