岡山ママブロガーのマイコです。
小学校教員をしていました。
今日はその時学んだことのご紹介です。
子どものトラブル
子ども同士のトラブルがおきたら、どうしたらいいのか。
叱り方が分からなくて困りはてた、新採用1年目…。
叱り方が分かった2年目以降。
子どもたちとのコミュニケーションも、学級の雰囲気も、各段にアップしました。
大切なのは子どもの話をしっかりと聞くことです。
子どもだけで解決できないことも多々おきます。
トラブルは学びの宝庫です。
大人は、ただうやむやに終わらせるのではなく、交通整備のように子ども同士の話し合いを助けてあげることも大切な役割です。
聞くってどうすればいいのか。
私が子育ての場面でも使っている、実践テクニックを紹介します。
子どものトラブル話し合い10のステップ
子どものトラブルは、その時でないと解決できません。
事件直後に話し合いをしないと、子どもはすぐに忘れるし、あいまいになってしまい指導になりません。
逆に、期を逃したらその場で話をしてもあまり効果がありません。
私が実践で身に着けた話し合い手順を紹介します。
- 関係者全員を集める。※子どもと目線を合わせる。
- 『何があったの?』と、どの子の話も順番に平等に聞く。
- 友達が話している時は反論したいことがあっても後で聞くことを伝え、とにかく黙って話を聞かせる。
- 『○○ちゃんは、何が嫌だったの?』と、訴えてきた子に話をさせる。
- それについてどうなのか、事実関係を相手にも聞く。
- 大人はみんなの意見から、事実と合っているかどうか確認しながら、ただ状況を整理してまとめる。
- 相手はさておき、自分が悪かったことだけ謝るように促す。
- なかなか謝れない時は、相手がどんな気持ちだったかを考えさせる。
- 今度同じことが起きたらどうしたらいいのか、みんなで解決策を考えさせる。
- 最後にまだ心に残っているモヤっとがないか確認し、解散する。
大切なのは、大人は整理するだけという立場を貫くことです。
勝手な状況判断から大人の意見を押し付けると、子どもからの信頼を一気に失います。
子どもは自分の良心が働くので、落ち着いて話すことさえできれば、だいたいのことは自分たちで解決できます。
根気よく話を聞くのはかなり疲れるし、本当に大変な作業ですが、とても大切な時間です。
ただ、子どもとの間にもともとの信頼関係がないと、この指導は入りません。
大人というものに対する不信感をすでに持ってしまっている子どもとも、話し合いは難しく、全く話をしてくれない子もいます。
泣いて話ができない子もいます。
嘘をつく子もいます。
そういう場合は、今までの話し合いをまとめたら、いったん話し合いを切りあげ、事の次第を親御さんに伝え、家で落ち着いて話してもらうようにお願いします。
いい話し合いができなかったことを詫びて、事実と違うことがあったら教えてほしいと伝えます。
そして、改めてみんなで話をします。
時間がたつと、あっさり解決することもあります。
どこまで引っ張るかは、これも経験だと思いますが、その場の空気感をみて判断します。
知らない子がいても、みんなの話を平等に聞くという姿勢さえ崩さなければ、そこから信頼関係は築けると思います。
タイミングを逃してしまったときは、分かっている状況を伝えて、子どもの話をそれぞれの親が家でゆっくり聞いて、自分なりの解決策をつかませたら、翌日はさっぱり忘れて仲良くするように伝えるのがいいのかな、と私は思っています。
それで学んで解決することもあるし、また同じことが起きたら、みんなで話し合えたらいいなぁと思います。
子育ては十人十色。
子育てに正解はないので、私の経験が、皆さまのお役に立てたら嬉しいです☆
参考までに!