先日からゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターの同時飼育を始めました。
この5年間で、合わせて5匹のハムスターを飼育してきました。
その間にはうまくいったことも失敗したこともあります。
これからハムスターを飼い始める方の用品選びの参考になるよう、色々今まで試行錯誤してきて、これが最適だなぁと思う用品をまとめました。
飼育ケージは大きい方がストレスがたまりにくい
ゴールデンハムスターのケージ幅は600mmが理想的
ゴールデンハムスターのケージはW600*D450*H400mmの特大サイズを用意しました。
このケージの天井は金網になっています。
ゴールデンハムスターの運動能力はとても高いので、もし金網に手が届くと、雲梯遊びをしてしまい危険です。
ハムスターの骨はとても細いので、高いところから落下すると骨折してしまう恐れがあります。
330mmの高さで以前飼っていたゴールデンハムスターは雲梯をしてしまっていたので、この高さがとてもいいと思い決めました。
高さがあれば、たっぷりと床材を入れてあげることができます。
ハムスターはもともと砂漠にすんでいた生き物で、穴を掘る習性があります。
床材を掘ってその中に潜り、温度調節もします。
ある程度深さを確保できるとてもいいケージだと思い購入しました。
以前飼っていたゴールデンハムスターは450mmで飼育していました。
この子を飼い始めるまで、ずっとジャンガリアンハムスターを飼っていたので、これでも大きいケージだと思っていました。が、今振り返ってみるとミッチェルにはケージが小さかったと反省しています。成長に合わせて買い替えてあげればよかったと後悔しています。
ハムスターはとても繊細な生き物で、ストレスに弱いです。
大きいケージの方が普段の生活のストレスを減らすことができ、質の良い暮らしを用意してあげられると思います。
ジャンガリアンハムスターのケージは450mmが理想的
我が家のジャンガリアンハムスターのケージはW460*D306*H330mmを使っています。
以前のゴールデンハムスターが使っていたケースをジャンガリアン用にしました。
以前飼っていたジャンガリアンハムスターたちは、ずっと以下のような飼育ケースでした。
このケースのいいところは、軽くて子どもでもお手入れがしやすかったところです。
ハムスターの手が届く範囲に余計な凹凸や装飾がないので、ハムスターが齧って困ることがありませんでした。
上記のアイリスオーヤマのLを使用していましたが、LLか3Lの方が幅も高さもあり、おススメです。
ちなみに、金網タイプは金網をカジって、ハムスターの歯が不正咬合になってしまう可能性があり、危険です。
水槽タイプがいいです。
また、二階建てタイプや一見楽しそうに見える複雑なハムスターケージはケガの危険性が高まります。
シンプルなものを用意しましょう。
床材は近所のホームセンターで買えるウッドチップのタイプを使ってきました。
アレルギーもなく、問題なく使ってきました。
木、そのものの独特なにおいがあります。
ハムスターのにおいと混ざると、ちょっと香しいです(/ω\)
今回はリビングで2匹飼うので、消臭効果のある白い紙タイプの床材も使ってみたいと思っています。
ゴールデンとジャンガリアン、最適な回し車の大きさは?
ゴールデンハムスターの回し車は21センチ以上のものがいい
まだ子ハムのチビすけが17センチの回し車を回している様子です。
今でもすでにちょっと窮屈そうです。
身体のサイズに合わない回し車を使っていると、ハムスターの背中を痛める危険があります。
ゴールデンハムスターには21センチ以上の回し車がおすすめです。
チビすけがすでに足を外に出しながら遊ぶので、このままでは危険だと思い、25センチのものをすぐに買いなおしました。
大きくて迫力があります。
21センチでも大丈夫そうですが、大きくなる子にはまた買い替えが必要になるかもしれません。
初めから30センチはさすがに大きすぎると感じました。
ジャンガリアンの回し車は17㎝でちょうどいい
ジャンガリアンハムスターは17㎝がちょうどよいです。
これ以上小さいものも販売されていますが、大きくなった時に手狭に感じるので、17㎝が最適かなぁと思います。
ロボロフスキーなど、ジャンガリアンよりもっと小さいハムちゃんには17センチ以下の回し車がいいのかな、と思っています。
回し車にはたくさんの種類がありますが、私はサイレントホイールが気に入っています。
木の回し車は、おしっこをしてしまった場合しみこんでしまうのであまりお勧めしません。
水洗いできて清潔なプラスチック等のほうがいいと思います。
回し車自体の音は小さくても、勢いよく走る振動で回し車が揺れ、ケージの壁にガンガンぶつかり、結局、夜中はうるさいです(*´ω`*)
巣箱は木製がカジってストレス解消できてよい
上からのぞける木製タイプがいい
小屋は陶器の物もありますが、我が家は木の小屋を使っています。
ハムスターが齧ってストレスを解消し、歯が伸びすぎるのを防ぐことができます。
また、ハムスターが小屋から出てこなくて心配な時、上からハムスターの様子を確認することができます。
以前飼っていたジャンガリアンハムスターのチャッピーは、このフタを開けたり閉めたりする遊びを気に入ってしまい、時々手を挟んでしまい、危険な一面もありました。
ハムスターはエサを巣箱の中に運んで食べることが多いので、残ったエサを取り除く時にも小屋の底がなく、床材の上にかぶせるタイプのほうがお掃除が楽です。
小屋と階段のパーツが分かれていたものは、階段部分が外れます。。
ハムスターは夜、とても活発に動くので、大人になるとしょっちゅう小屋はひっくり返っています。
二階建てご飯の小屋は、ジャンガリアンならエサのところ(本体)までひっくり返っていることはありませんでした。
ゴールデンは全部ひっくり返して危険な気がします…。
床が空いていればデザインは何でもいいと思います。
失敗して分かった最適な給水器
ゴールデンハムスターの給水器は吊り下げるタイプがいい
給水器にはいろいろなタイプがありますが、私は上から吊り下げるタイプがいいと思います。
以前飼っていたゴールデンハムスターのミッチェルは、横から差し込むタイプを使っていたのですが、飲み口を外に押し出す遊びが好きで、力が強いので給水器をあごの力で外に弾き飛ばしていました。
床に置くタイプの陶器製の物を買ってみましたが、あっという間に引き倒し、小屋の中が危険なので撤去…。
結局、吊り下げタイプをすぐに買えばよかったのですが、差込口に何も挟んでいないと、その隙間からケージをガジガジかじって破壊しようとしました。
仕方がなく、差込タイプの給水器を毎回マスキングテープでケージに固定して使っていましたが、すごく大変でした。
上から吊り下げるタイプも、よじ登ってブランコにされる可能性はありますが、とっかかりをなくせばうまくいくのではないかと、チビすけには吊り下げタイプを新たに用意しました。
水入れの下には、垂れた水を受けるための陶器の水受けを置いています。
床材にしみこむのを防ぐためです。
ジャンガリアンハムスターの給水器は何でもアリ
ジャンガリアンはゴールデンほど力が強くないので、弾き飛ばしたり引き倒したりするほどの力はないかなぁと思っています。
今まで4匹のジャンガリアンを飼ってきて、給水器で困ったことはなかったので、ジャンガリアンは何でもOKだと思います。
飲み口の水滴がストップするタイプのものは、子ハム期に舌の力が弱くて飲めないことがありました。
水滴がストップしないタイプの方が私は好きです。
ゴールデンハムスターのミッチェルがあっという間に引き倒した陶器の水入れを、ジャンガリアンハムスター:チョロスのケージで使っています。
トイレは砂風呂で兼用しています。
トイレ兼砂風呂
ハムスターのウンチはしつけることができませんが、おしっこはしつけることができます。
新しくお迎えしたチビすけは、初日からちゃんとトイレでおしっこをしました。
トイレと兼用は不衛生な面もあるので、トイレと砂風呂を別で用意するのもいいですね。
ハムちゃんが分けて使ってくれるかは分かりませんが…。
我が家はスペースが狭くなるのがイヤだと、娘の希望でトイレとお風呂は兼用しています。
トイレの砂は固まらない砂を使っていて、毎日汚れたところを取りのぞき、3日に一度くらいのペースで中身を全部を変えています。
トイレ専用の砂は消臭効果がある物や、固まるタイプも販売されていますが、娘が怖がって使いたがりません。薬品が含まれていることと、固まった尿をエサと間違えて食べる可能性があると本で読んだからです。
固まらない砂タイプ以外は使ったことがないのでいいのか悪いのかは分かりませんが、固まらない砂で今までのハムスターは快適に過ごしてきました。
におい対策は無香料の消臭剤をケージの外に設置しています。
ジャンガリアンハムスターのチョロスのお風呂は小さくてかわいらしいものを使っています。
お皿みたいなオープンなものより、周りが囲ってあるタイプがいいと思います。
ハムちゃんは砂浴び大好きなので、豪快にひっくり返ってワシャワシャ楽しみ、砂をまき散らし、全身にまぶして遊びます。
ハムスターのエサのこと
ハムスターのエサとエサ入れ
エサ入れは陶器の物を使用しています。
ペットショップでおすすめされた鳥のエサも子ハム期は与えるので、容器を二つに分けて使用しています。
フライパンのタイプのものはダイソーで買いました。
エサはペットショップで食べていたのと同じものを購入し、そのまま与えています。
成長期はこのエサをつかい、徐々に通常のものに変更していく予定です。
ペットショップでアシストという鳥のエサをあげていたので、こちらも買って帰りました。
アシスト、すごくよく食べます。
粉ようなエサで、食いつきがすごくいいです。
あとは、新鮮な野菜や果物をほんの少し与えています。
今までの子は食パンをあげていましたが、ミッチェルの突然死を受けて、人間の加工された食べ物はあげたくないと娘がルールを決めたので、果物と野菜、ゆで卵の白身のみあげることにしています。
ちなみに、ナッツ類は人間でいうケーキです。
イメージとは反対ですが、肥満の原因なので、あまり与えない方がいいですよ。
ペット用ヒーターと温湿度計は必須アイテム
ハムスターを飼っていて一番気を遣うのが温度管理です。
ハムスターは暑すぎる(30℃以上)とすぐに熱中症になり、寒すぎる(10℃以下)とあっという間に仮冬眠に入ってそのまま死んでしまいます。
最適な温度は18℃以上から25℃、湿度は40%から60%です。
エアコンで温度調整するのと合わせてペット用ヒーターをケージ下に設置しています。
冬場は加湿器を使って湿度もコントロールしています。
ゴールデンハムスターのミッチェルがヒーターを入れていたにもかかわらず突然死してしまった経験から、ゴールデンハムスター用には、より快適さをキープできそうなペット用パネルサーモヒーターを飼いなおしました。
少し高いですが、命には代えられません。
今まで、人間用の温湿度計をケージの外に置いて温湿度を管理していましたが、ミッチェルの突然死がショックすぎたので、それぞれのケージにペット用の温湿度計を新たに購入し、それぞれのケージの中に取り付けました。
今まではメモリのタイプを使っていましたが、子どもでも分かりやすいようにデジタルタイプにしました。
ゴールデンハムスターはいたずらできないように手の届かない天井の金網に吊り下げています。
ジャンガリアンハムスターは一番長く過ごす、巣箱の近くに張り付けてみました。
いたずらするようなら、設置場所を変えようと思っています。
ハムスターにとって幸せって何だろう?
人間にとって、ハムスターとの暮らしは楽しいものです。
一方、ハムスターにとってはどうでしょうか?
今まで5匹のハムスターを飼育してきて、かわいいハムスターたちにすっかり魅了されてきました。
先代のゴールデンハムスター:ミッチェルの突然死は私たち家族にとってとてもショックな出来事でした。
まだ7か月だったミッチェル。
私たち飼い主の気のゆるみがミッチェルを死に追いやってしまったと後悔してもしきれません。
ハムスター自体はそれほど高価ではなく、飼育スペースも小さくて屋外散歩の必要もありません。
人間によく慣れ、飼育しやすいかわいい生き物です。
しかし、ハムスターの健康維持にはたくさんのお金がかかります。
特に電気代は覚悟しておいた方がいいです。
気楽な気持ちで飼い始めると、費用面でしんどくなるかもしれません。
日本の気候では自力で生き延びれないハムスターたち。
チマッとしたかわいい体は、食物から受ける影響も多大です。
あっという間に生死にかかわるような事態に陥り、気がついたときにはもう手遅れという悲しい経験をしてきました。
最初から上手に飼うなんてできないのかもしれませんが、短い命を大事にできるかは、飼い主に全責任がかかっています。
どうか、私たち家族のような後悔をしないためにも、飼育用品をケチらず、最適なものを用意してあげてください。
また、毎日、ハムスターの健康チェックを欠かさずにしてあげてください。
あなたとハムちゃんの生活がステキな時間となりますように(*´ω`*)