過去の災害から学ぶ。災害とマスコミ

SOSU

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岡山ママブロガーの、マイコです。

SOSUという団体名で、西日本豪雨の復興支援活動をしています。

その企画の一つで、『住まいのこれから勉強会』というのを、昨年9月から継続して開催してきました。

SOSU住まいのこれから勉強会

SOSU『住まいのこれから勉強会』の様子

『今』リアルに欲しい情報を、『今』、知らないと、今後の選択が大きく変わっていく重要なことを、信頼のおける専門家から直接学べる機会を提供したい。

そんな思いから実現した企画です。

その企画を通してつながったご縁で、今日、東北・神戸から、阪神淡路大震災・東日本大震災の被災地で、現在も復興支援活動にとりくんでいらっしゃる皆様が、総社市内のSOSUの拠点FLCB1階にお越しくださいました。

  • 弁護士の先生
  • 大学の先生
  • 元マスコミ関係で、震災を機に転職された大学院の研究生。

皆さま初対面で、どんな方なのか、事前情報はほとんどなく、本当によくわからないまま、当日を迎えました。

みなさま、今までの被災地域で、今も精力的に支援活動を継続されている方々で、伺うお話は、すごく勉強になりました。

もっと、被災された皆様や行政など、いろんな人に、リアルで実用的な情報が届くといいなぁと、せっかくの機会がもったいないとも感じました。

 

『今』必要なことを『今』届けることの難しさ。

また、

経験をどう伝え、どう活かしていくのか。

 

『今』こういう制度があって、『今』それを選択ができたら、今後、すごくいいだろうに!!

『今』じゃなきゃ、皆さんの決断が終わった後で、間に合わない!!

 

情報伝達と、制度の整備と、リアルな『今』時間差のジレンマ...。

「今後に活かしましょう!」じゃなくて、『今』何とか活かせないものなのか…。

そんな、なんだか、本当にどうしようもなさが悲しくて、ブログに書き綴ります。

阪神淡路大震災・東日本大震災の経験を生かす

SOSU2018111

SOSUでの会合の様子

  • 被災者は、ひとくくりにできない。

一人一人、状況も、抱えている課題も、全然、違う。

一人一人の生活があって、一人一人の家があって、それが集まって、町ができる。

 

  • トップダウンでは、解決できない課題がある。適材適所、向いている人材がいる。

被災された方の声を集めるのに、シルバー人材センターの皆さまが出向いてくださった。その方が、行政の方が行くより、話が柔らかく進み、本当の声が聞ける。

  • 小さな単位で話しをする。

町づくりについて、5世帯とか、お互いに声が届く、小さな単位で話し合いを重ね、集落を形作っていった町は、結果的に人口減少せず、最もいい形で復興が進んでいる。

  • 災害を前提とした家づくりの補助を

今までの災害被災地では、いろんな形の特色ある補助を、住民と行政が工夫して行ってきた。

岡山県は、ハザードマップ上で、大きな災害が起これば浸水するとわかっている地域に、人口の4割の人が住んでいる。

例えば、水害を前提とした家を建てることを推進し、今回被災された方についても、一階部分を浸水しても大丈夫な、コンクリート構造にするとか、非常階段を屋外に取付け、近隣の方も屋上に避難できるようにした場合は、補助金を支給するなど、災害がきても安心して暮らせる方法はいろいろできるはず、との意見がでました。

、まさに、そういった視点制度活用できる形で必要で、私たちがリーチしている被災地の子育て世代の皆さまは、すでに再建のための方針が決まり、見積もりを取り、業者選択、工事に着手されている方も大勢いらっしゃいます。

情報や制度が後からじゃ、遅いのに!!!

災害前提の再建計画がみんなにとっていい訳ではないとは思いますが、選択肢があるというのはすごく大事なことで、こういう発想自体も、専門家や災害制度に詳しい方でないと、頭に浮かびません。

なんだか、もどかしいような、悔しいような、どうしようもなさに、何とも言えません…。

私には、今日、学びの機会をいただき、知りえたことを、こうしてブログでお伝えすることしかできません。

もし、こういったお話を、もっと聞きたいという方がいらっしゃれば、お繋ぎ致しますので、✉sosu.okayama@gmail.comまでご連絡ください。かならず、団体名・代表者氏名・連絡先等記載してくださいね☆

災害とマスコミ報道

薗幼稚園での託児受け入れの様子。

元マスコミ関係の方がいらっしゃったので、話題になったのは、マスコミ報道について。

マスコミに対して、皆様、いいイメージを持っていませんでした。

弁護士の先生方は、災害関連の法制度を使いやすいものに改善していくことで、被災者の方が本当に助かる法律に整備していくことを使命として、尽力し続けていらっしゃる先生方でした。

阪神大震災や東日本大震災の経験から、改善されていった法律がたくさんあり、今回の西日本豪雨では、それを生かして、スムーズに事が運んだ部分がたくさんあるそうです。

災害ごとに、いろいろなことが分かってくるので、法律は災害ごとに改正されていくものだそうです。

東日本大震災の被災地では、被災者生活再建支援金被災住宅の応急修理など、自分から申し込まないともらえない制度について、知らなくてもらっていない人、知らなかったから、いまだに再建できていない方が、今現在も、たくさんいらっしゃるそうです。

本当に、知っていると知らないとでは、選択できる未来が、全然、違います。

知らないと、その選択肢すら、頭に浮かびません。

情報って、本当に大切です。

 

マスコミは、本当に報道してほしいことを、なかなか伝えてくれない。というのが、私たちの共通意見でした。

そんなことを言ったら、取材がしにくくなる。にらまれるなど、いろんな方面に気を使っているそうです。誰の顔をみて、報道しているのか、よくわかるエピソードだと思います。

先生方のすごいところは、これじゃダメだ、何も変わらないってことで、報道内容のシナリオまで、自分たちで全部チェックしたそうです。そこまでして、やっと、事実本当に大切なことを報道することができたそうです。組織の中で、風穴となる一人を見つけられたら、ずいぶん話がスムーズになるとのことでした。

 

私自身も、西日本豪雨発生直後の託児保育を実施した際に、マスコミ各社の方から取材を受けました。

記者から、「保護者の方の、『託児をしてもらって助かっている。』というようなコメントがとりたい。」と、早朝、始まる前からはっきり言われ、『コメント内容、先に決まってるの!?』って、困惑しました。

さらに、おもむろに教室に上がり込み、子どもの写真を間近でバシバシ撮影し、『写真を使っていいですか?』といわれました。

『必ず、保護者の許可を、ご自身でとってください。』とお伝えしました。

結果、報道はされませんでした。

さらに、夕方、託児の状況を聞きに来られました。

『何時から何時まで実施して、何人託児を利用したのか。」聞かれました。

数字をお伝えし、託児に来ている子どもたちが、野菜が食べられなくて、小学校の鉢植えのトマトをとって、食べていたこと。

託児用に買ってきた、野菜ジュースを本当に喜んで飲んだこと。

『おなかすいた。』といいながらも、避難所の味のない食べ物に飽き飽きしていて、託児スタッフが、フリカケを自宅まで取りに行って、おにぎりを作ったら、やっと食べたこと。

そんな、避難所のリアルな食事状況を伝え、少しでも改善される方向に動くような報道をしてほしいと切実に頼みました。

子どもたちの様子から、私も、託児スタッフも、事実を知って衝撃を受けたからです。

物があふれている、今の世の中、こんなことがあっていいんだろうかと、本当に涙が出ました。

もちろん、そんな報道はされませんでした。

2日目から、取材はお断りしました。子どもや保護者の皆様に、安心して過ごしてほしかったからです。

 

発生直後の神原呉服店で、現地支援活動を必死でしていた時、誰もが人手が足りない中、たばこを吸いながら、井戸水の周りで何時間もブラブラと待機するマスコミの若い男性をみて、嫌な気持ちになりました。

ボランティアや被災者の方が、神原呉服店の井戸水で手を洗う様子を撮影したかったそうです。

神原先生は、被災地が今後忘れられないように、マスコミに伝えてもらうことも大切なことだから、と、丁寧にもてなしていらっしゃいました。

 

秋に、N〇Kがイベントを取材に来た時も、欲しかった絵とは違っていたのかな…。

子どもたちが楽しく遊んで元気に走り回って喜んでいる様子は、きっと、欲しかった被災地像ではなかったんだと思います。(←理由は聞いていないので、私の偏見です。)半日以上イベントを取材し、子どもたちにいろいろ質問していましたが、1カットの報道もありませんでした。

 

先に絵があって、それに合うものを探している。

それが、私の体験を通した見解です。

 

mass comunication 

大衆を相手に、意図のある情報発信することで、世の中は作られています。

集団意識自分の目

情報との付き合い方について、考えさせられた半年間でした。

 

ちゃんと、被災地の現状をリアルに伝えたいという記者の方にもお会いできました。そういう方は、信念をもってお仕事をされていることがよく伝わってきました。

 

細々とでも、私は、自分の目で見て、感じたこと、直接聞いたことをありのままに伝えてきました。

イベントの様子やアンケートの内容は、被災された方が書いてくださったこと、すべて、アップしてきました。

それがどれだけの人に届き、何の役に立っているのかは分かりませんが、自分に『今』できることを重ねています。

マイコ的まとめ

昨年8月、何もなかった、SOSU拠点のFLCB1階の様子。写真の女性:副代表のなおさん。

西日本豪雨発生から半年。

私は、今は現地に赴く活動はしていません。

日常とのバランスを取りながら、無理のない範囲で活動しています。

 

副代表のなおさんが、自分の仕事がめちゃくちゃ忙しい中、SOSU活動資金のための、補助金申請書を必死で作成してくれました。

今日、二人で提出しに行きました。

 

私がビジョンを描き、現実に落としてくれるのが、なおさんです。

二人三脚でずっと、駆け抜けてきました。

一人では、何もできませんでした。

 

皆さまとお話をしながら、この半年を振り返りました。

そして、初めてのイベントで喜んでもらった、なおさん特製ふわふわコーヒーを思い出し、二人とも、ちょっとだけ、泣きました。

 

あの頃の原点に、二人で立ち返りました。

 

これから、どんなつながりが生まれ、どんなことができるのかはわかりませんが、一つ一つ、『今』できることを、重ねていこうと思います。

 

・・・・・・。

 

補助金もらえなかったらどうするかな ( ゚Д゚)

どうか、もらえますように!!

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