岡山ママブロガーのマイコです。
SOSU(素数)という団体名で、西日本豪雨復興支援ボランティア、子育て支援イベントの開催をしています。
今日は、SOSUの活動について、取材を受けました。
㈶福武教育文化財団 機関紙『fueki』
今日は、人生で初めて取材を受けました。
昨年に立ち上げた、SOSU(素数)『子育てをもっと、楽しもう!』の活動助成金をいただいている、公益財団法人福武教育文化振興財団様にご依頼いただきました。
9月号の機関紙「FUEKI(不易)」のFACEという最後のページに掲載される予定です。
人生はじめての取材。
まさか自分が取材される日が来るなんて…。
人生何が起きるか、本当に分からないものですね。
全然自然に笑えない、カチンコチン ビーバー写真を撮影していただき、インタビューを受けながら、一年を振り返り、いろんなことを思い出しました。
公益財団法人 福武教育文化財団様との出会い
そもそも、SOSU立ち上げのきっかけは、某幼稚園が廃園になるという話を聞き、なんとかママさんたちに活用させてもらえないかというアイデアから始まり、昨年3月にSOSUを立ちあげました。
2018年6月に初回イベントを開催した直後、昨年の豪雨災害が発生しました。
発生直後から個人として総社社会福祉協議会での情報発信ボランティアを開始。
2日後には、高校時代のご縁から真備へ呼ばれて行き、なんだかよく分からない流れに導かれ、避難所会議にまで出席するようになりました。
現地で託児の実施や現地団体ボランティア派遣のための場所探し、ニーズ調査などなど、本当に各種多方面のボランティア活動に没頭してきました。
勢い
私はよく、イノシシと言われますw
後先考えずに、突っ走るんです。
資金繰りも何も一切考えず(頭に浮かばず?)とにかく手持ち資金で目の前の一つ一つに必死で取り組んでいました。
本当に直観だけを頼りに、何かに導かれるように支援活動をグイグイ実行していました。
そんなとき、私の必死の発信を見て、今SOSUを一緒にしている副代表のナオさんが声をかけてくれ、ナオさんの旦那さま経由で素晴らしい方々をまたまたご紹介していただき、助成金というものを知りました。
それで紹介していただいたのが、公益財団法人福武教育文化財団です。
ベネッセ子ども基金の災害支援助成金にも応募し、満額支給していただきました。
そこからやっと資金の心配をすることなく、家族にもボランティアについて心から理解してもらえるようになりました。
それまでは、やっぱり苦しかったなぁと振りかえって思います。
助成金は本当にありがたかったです。
ナオさんはいつも、私が勢いで切り開いたものを、丁寧に整えてくれます。
ナオさんがいなかったら、いったいどうしていたのか、想像もつきません(/ω\)
ボランティア活動をしていて何よりも財産なのは、人との出逢いです。
毎回毎回、支援者の皆さま、参加者の皆さまから、主催する私たちが誰よりもたくさん学ばせていただいています。
信じられないくらい優しくて素晴らしい方々に大勢出逢いました。
ボランティアを通じて、魂が磨かれる経験をしました。
人生観も、変わったように思います。
今までは、『愛』の丸出しはなんだか恥ずかしい気がして出し惜しむというか、躊躇する自分がいました。
だけど、存在そのものが『愛』でしかない方々に究極の状況でリアルにたくさん出会い、『愛』って、こんなにも当たり前に、めっちゃ表現していいんじゃん!!って、目を開かれていきました。
その気づきが何よりも、嬉しかったです。
そして、迷いも心配もなくなり、いただいた助成金をもとに、被災した親子の居場所づくりに私たちなりに真剣に取り組んできました。
- 被災した住まいのこれからについての勉強会
- メンタルケアの勉強会
- 夏休みの楽しい思い出作りの支援
- 少しでもホッとする時間を過ごしてもらおうと企画した各種イベント
などなど、立ち上げ後の初イベント(昨年6月)から今年の7月までの総イベントで、合計28回のイベントを開催し、延べ人数で1144人の方々にご参加いただきました。
リンクした団体は、約42団体。
一回一回のイベントで、決して大きなことはできませんが、ご縁のある方々を大切に、丁寧に向かい合ってきました。
2つのSOSUの合体
SOSUには、リピーター参加者の方が大勢来てくださっています。
本当にうれしいなぁと思います。
おなかに赤ちゃんがいるときからSOSUに参加され、その赤ちゃんが生まれて一緒に報告に遊びに来てくださる方もいます。
こういう関わりが実現できていることが、本当にうれしくて、幸せです。
被災後1年たって、当時の状況から、私たちに今後の備えについて具体的なアドバイスをしてくださったお母さまもいらっしゃいます。本当に勉強になりました。
アンケートに、言葉には出せないご自身の気持ちを記載してくださるお母さまもいらっしゃいます。
そういうお気持ちを出してくださることを大切にしたいと思い、毎回アンケートを行ってきました。
書いてくださった内容を、私たちがなにかできるとか、そんなことは思っていません。ただ、少しでもお気持ちを理解し、寄り添うための参考にさせていただいています。
今まで皆さまにSOSUを育てていただき、ここまでやってくることができました。
あの災害の発生前、もともとSOSUが目指したのは、子どもも大人も、ありのままで認められる第3の居場所をつくることです。
- 子どもは多様な大人に出逢い、家庭以外の文化を知ること。
- 大人もまた多様な大人に出逢い、自分自身の『やってみたい!』を実現する場となること。
SOSUは、他に存在しない、決して割れない、オンリーワンの数字です。
SOSUという名前には、私たちの活動の下となる理念が全部含まれています。
先日開催した『SOSU音楽会』は、災害発生直後からの復興支援活動と、SOSU立ち上げ当時の理念が一致した会となりました。
出演してくださったのは、真備で被災されたお母さまとお父さま。
ご自身の音楽の才能を生かし、演奏者として新しいチャレンジをしてくださいました。
また同時に、支援する側、される側の枠を超えた企画となりました。
今まで継続して丁寧に取り組んできたからこそ、実現できた企画だと思います。
規模もお金も関係なくて、こういう時間が持てたことが、私もナオさんも本当に幸せです。
まとめ
今まで、今後の何かの参考になるかと、自分の行動を記録としてまとめはしましたが、こういうことをあんまり書くのは抵抗があってできませんでした。
今までの講演活動でも、災害時の自分の行動について語ることも、本当はすごく葛藤や苦しさがありました。
いまだにものすごく抵抗感があります。
準備段階からすごく苦しい作業でした。
災害を利用しているように受け取られるのが恐かったからです。
恐れは手放すもの。そこにあると気づいたので、今は手放す努力をしています。
今日、取材してくださったWさんに、ストーリーはもっと発信したほうがいいですよ!とアドバイスをいただきました。
Wさんは、私たちのSOSに最初に応えてくださり、助成金の申請方法を教えてくださいました。以来、ずっとあたたかく応援してくださっています。
私たちがこうして活動できているのは、本当にたくさんの皆さまのお力添えのおかげです。
来年度以降の目標も持って、これからも地道に一つ一つ積み重ねていきます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
よければ、SOSUのホームページも見てやってくださいね☆今までの活動報告をすべて載せています。