岡山ママブロガーのマイコです。
西日本豪雨発生以降、一ヶ月間仕事を休みボランティアに没頭しています。
子どもが夏休みに入り、今までのようには活動できなくなりましたが、自分にできることをできる範囲で活動しています。
真夏の雪まつりバスツアー
今、国際協力NGO:ピース・ウィンズジャパン様よりお声掛けいただき、広島県神石高原町ティアガルテンで開催される『真夏の雪まつり』というイベントに、子育て支援企画としてご家族さま、またはお子様を託児で無料招待する企画を進めています。
薗小学校の避難所会議で、この先【SOSU(素数)】で子育てに関する支援をしたいと考えている旨を発言したことがきっかけで実現しました。
詳細リンク ↓↓↓
ピース・ウインズジャパン様が、バス・アトラクション・バーベキュー・保険加入などを提供してくださり【SOSU】は広報・集客・企画・当日の運営スタッフを担当しています。
全くの無名の子育て支援団体に、こんなふうにお声掛けをいただき感謝しています。
そして、託児ボランティアに志願してくださっているのは、元保育士さんや、小学校教諭、保健師さんも☆
『子どもたちとご家族の皆様に楽しい夏の思い出を。』
その想い一つで、たくさんのチカラが集まっています。
避難所のトマト
先日、子どもを預けれたので久しぶりに薗小学校を訪れ、託児ボランティアを一緒に開催した現地リーダーのOさんと再会しまし、お話を伺いました。
Oさんは、学童保育のお手伝いをされています。
本当に暖かな愛に溢れた方で、お会いするたびに感動しています。
上の写真のトマトは、夏休みに入り本来なら自宅に持ち帰りお世話をするはずだった鉢です。
こんな状況になり、持ち帰ることができなくなったトマト…。
教室の前に残っていたトマトを、Oさんが発見し学童保育の前に移動させ、毎日枯れないようにお水をあげているそうです。
また、避難所のゴミ置き場のゴミがあまり整理されていない様子を見ては、片づけと掃除をひっそりとしているとのこと。
Oさんは薗小学校近くにお住まいで、被災は免れましたが、お知り合いのご自宅の片付けを手伝っています。
『私は自転車のほうがいいから、回れる範囲で…。』
様々なボランティア活動を地道にしつつ、自転車で真備内を走り回り、現地の様子を見つめています。
話は、たまたま置いてあった廃棄おにぎりの袋に。
- 在宅避難者の方が、この袋を見て『捨てるものでもいいから、持って帰りたかった。』とおっしゃられていたとのこと。
- 学童保育の子どもたちが毎日同じパンばかりで、お腹が空いてパンが目の前にあっても、『食べたくない!』といって食べないこと。
- 『野菜がほしい。』という、切実な声をきくこと。
などを教えてくれました。
3連休託児のあと、2週間近く立っても状況がなにも変わっていないことを知りました。
学童保育で子どもたちの話を聞き、様子を見ながら、家庭の教育への関心の度合いによって子どもへの関わりや学習面への支援が全然違い、学力への影響も懸念されるとのこと。
先日、Oさんに伺ったお話と自分が気がついたことを元に、久しぶりに出席できた避難所会議でいくつか発言をして帰りました。
支援者の想い
今日は【SOSU】の体制づくりを、ずっと一緒に頑張ってきたナオさんがめまいを発症。
イベント企画会議、補助金申請、クラウドファウンディングの勉強など、長期的なサポート体制を実現させるため、幼い我が子を3人みながら猛烈なスケジュールをこなし、寝る間を惜しんで準備をしてくれていました。
私の気遣いも、足らなかったと反省しました。
災害発生直後の非常時を超え、夏休みに入って身動きが取れなくなったこともあり、少し落ち着きを取り戻し、普段の友達と話す時間も戻ってきました。
ホッとするとともに、みんな様々な課題を抱えながら、自分にできることを一生懸命していました。
- 精神的に、たくさん受け取ってしまった、という友達。
- 家庭とのバランスに悩む友達。
- 熱くなりすぎて、周りとの距離ができてしまった人の話。
- 警報発令時、旦那さんが会社に呼び出され、幼い子供を抱え、母子だけで、いざというときにどうすればいいのか、怖かった話。
みんな、大変だなって思います。
自然災害は、みんな大変。
支援する側も、自分のしていることが本当に役に立っているのか、押しつけではないか、自分の仕事や生活とのバランス、金銭面でのバランスをどうとればいいのか…。
想いだけではどうしようもない課題を抱えながら災害に向き合っています。
まとめ
今回の災害を機に、一ヶ月前には思いもよらなかった方向に物事が進んでいます。
ものすごいスピードで様々なことが進み、急激な流れに圧倒されながらも段々と客観的に物事を捉えることができるようになってきました。
昨日、倉敷災害ボランティアセンターの方からがむしゃらに取り組んだ、岡田地区のニーズ調査が役立ったとわざわざお礼のお電話をいただきました。
ずっと気になっていたのでとても嬉しかったです。
子育て支援企画については、様々な方と一緒にコラボしながら少しでもホッとできる時間を創出できるようにアイデアを出し合っています。
たくさんの方に出会い、たくさんの方にご協力いただいています。
感謝感謝な毎日です。
やりながら、今、思うことは、支援者は、意識して自分を休ませないといけないということです。
被災者の方も同じだと思いますが、支援者は特にセルフマネジメントが大切だと感じています。
休むことや、日常に戻ることに罪悪感を感じている自分に気が付きました。
心の危険信号だなぁと思います。
そして、私が意識していることは、
- 決して、一人にならないこと。
- 人を非難しないこと。
- 人に認めてもらいたいと、思わないこと。
- 自分にできることを、できる範囲ですること。
- 無理をしないこと。
- 向き合うのは、いつも、自分自身であるということ。
- やりたいからやっている。その自分を認めること。
特に、最後の1行は、大切だと思っています。
決して、周りに押し付けないこと。
支援者が明るく元気でないと、支援なんてきっとできませんよね!
Oさんのトマトへの水やりのように、自分にできることを地道に一つ一つ。
一日も早い復興を祈りながら、自分自身も大切に、頑張っていこうと思います。