岡山ママブロガーのマイコです。
西日本豪雨発生以降、個人として、またボランティア団体SOSU(素数)として復興支援ボランティア活動をしています。
7月17日から7月25日までの活動備忘録
自分の記録もが今後の対策になにか役に立つかもしれないこと。
また、長期的なサポート支援を行っていくための信頼性の確保のために書き留めます。
7月17日(火)
自宅で今までの活動をまとめブログに記載。
ツイッターやフェイスブックで、現地の実情をどんどんアップ。
娘の個人懇談へ。
3連休託児を一緒にしてくださった保育士さんと意気投合し、今後も子育て世代を対象に長期的な支援に当たれるよう体制を整えていくことになりました。
SOSU(素数)へ招待。日程調整。
7月18日(水)
娘を幼稚園へ送った後、朝から友達の家の片付けの手伝いへ。
道中、自衛隊が岡田地区のゴミを片付けてくれている様子に感動。
『自衛隊がいるうちにゴミを出そう!』と、ゴミの運び出しと壁紙剥がしを手伝いました。
神原呉服店へ行き、昼食を食べ情報交換。
薗小学校の幼稚園託児担当の先生の元へ。
3連休の間、お隣の岡田小学校避難所ではセイブ・ザ・チルドレンというプロボランティア団体の方が充実した内容で3連休託児を行っていました。
薗幼稚園で必死に人数をかき集め3連休託児をしたのですが、一緒にやった現地リーダーのOさんと、『私達は結局、いらないお世話だったんだろうか…。』となんとも言えない気持ちになっていました。
薗小学校へ聞きに行くと、土日の託児はこれからも実施してほしいとのこと。
緊急託児として呼びかけ、リアルな友人を伝ってやっと集めたボランティア託児だったので、ずっとやっていけるだけ人が集まるのか、そしてその託児内容も全部自費で行っているので、どこまでできるのか確約できないと思いました。
それでは、避難者の方が困ると思ったのでどういった経緯でセイブ・ザ・チルドレンさんが岡田幼稚園で託児を行ったのか知りたいと思いました。
そういったしっかりとした団体が託児ボランティアを請け負ってくださる方が、避難者の方にとっても学校側にとっても一番いいと思ったからです。
あとから、岡田小学校へいき、直接経緯を聞いてみることにしました。
14時から、薗小学校避難所会議『薗の会』へ。
そこで、長期的な子育て支援について考えていることを発言。
会議後、連携を声掛けくださったプロボランティアの方とミニ会議。
素敵な企画を連携していただけることに!
岡田小学校へ。
校長先生に託児ボランティアについて直接聞きました。
団体ボランティアの方がたくさん来られた中に託児のチラシがあったので、そこへ直接連絡したとのこと。
今後もワールド・ビジョンさんに頼むとのこと。
やっと、仕組みがわかりました。
岡田小学校からの帰り道、『ランドセルの寄付を学校単位で取りまとめてほしいなぁ。』という声を聞いていたのを思い出したので、岡田小学校の先生にそういった声が出ていることを伝えて帰りました。
長期的にやっていくためには今までのように完全ボランティアでは、絶対に無理です。続かない…。家族の理解も得られない。
ちゃんと長期でやっていくためには、資金が必要なので夕方はクラウドファウンディング等、資金集めの相談をお願いしたTさんと総社で相談会。
来週の金曜日に津山の会社に相談しに行くことに。
すぐに駆けつけてくださり、感謝です。
帰宅後、岡田で3連休託児をしたセイブザチルドレンさんに電話し経緯を確認。
セイブザチルドレンさんは、今週は県からの依頼を受け、県立大学での託児のコーディネートを行っていること。
プロボランティアでいつまで、どこまでできるかも運営体制によるのは同じこと。
いずれは地元団体に引き継げるのがベストなのは違いないこと。
何をどこまでできるのか、期間や人数などしっかりと学校側へ伝えてあげないと現場は困ること。
たくさん情報とアドバイスを頂きました。
7月19日(木)
娘を幼稚園へ送った後、岡田地区へ団体ボランティアが派遣される体制を整えるため、岡山防災司会支部長さまをご紹介いただき岡田小学校で落ち合いました。
待っている間、避難所単位で岡田地区にボランティアを呼び込むことについて話が出ているか確認。
そういった話は全く出ていないとのこと。
岡山防災士会さまに現状を説明し、私の友人のご実家を頼りに岡田地区のトップを探すことに。
まさに、口伝で、地道に情報を追い、最終的に結局岡田小学校へ舞い戻ってきました。
そこでやっとまちづくり協議会会長にお会いすることができました。
岡田地区のために動いている地区関係の人は、会長と会員2人の3人だけ。
町内会は、持ち回り役員ばかりで体をなさず機能していない。
それぞれの地区の地区長も全くわからない状態とのこと。
その3名の方も避難所の運営の要で、全く休みなしのぶっ通しでボランティア。
会長のご自宅は高台にあり被災は免れたけど、周りの手伝いに駆け回り避難所を切り盛りしている。
他のお二人は被災しながら、同じように避難所のボランティアに尽力されていました。
避難所生活でのお話、今までのお話を伺いました。
団体ボランティアのための拠点づくり、地元の受け入れ体制について説明しましたが、大変お疲れの様子で、これ以上何かを求めるのは無理だと思いました。
団体ボランティアを呼び込む方法については全くご存じなかったです。
学校の市役所の担当者に確認しても『電話で、避難者が直接ボランティアセンターへ連絡してください。』の繰り返しだったとのこと。
やはり、必要な情報が必要な方に全然リーチできていないことをここでも実感しました。
避難所でこの状態なので、在宅避難等の岡田地区の方がボランティアを呼び込む方法を知っているとはとても思えませんでした。
そして、運営側が休める体制づくりも必要だと思いました。
ツイッターやフェイスブックでわかったことをつぶやきました。
岡田避難所で全体指揮をとっている防災士の方も会議に加わり、今、避難所の自治体制を築き始めたばかりとのこと。
お昼が来たので昼食を食べ、昼から再開することに。
スキマ時間で薗小学校へいき、託児現地リーダーOさんと幼稚園の先生に託児についてわかったことを説明。
薗小学校側も『やっと仕組みがわかった!』と喜ばれ、プロボランティア団体へ相談することに。
もし、それでも確保できなかったらこちらもできるだけ頑張るのでお知らせください。と伝えました。
ランドセルの寄付について、薗小学校の先生に確認。
朝、ちょうどその話が出ていて取りまとめに向けて動いているとのこと。
岡田小学校へ行って確認したところ、取りまとめの話はストップしたとのこと。
『確実なことが知りたい。』といったら、『教育委員会学事課に聞いてください。』とのことだったのですぐに電話。
ランドセルや制服について聞いたら『そこまで手が回っていない。』とのこと。
被災者の方はだんだんみなし仮設場所が決まり、学校関係全般についてどこまで自分で用意するのか、何をしたらいいのか、どうしたらいいのかわからなくて今不安に思っていること。
現状わかっている範囲でもいいから、eコネット等で出せる範囲でいいから、保護者あてに何か発信してほしいと依頼しました。
結局、岡田地区ボランティアについての午後の会合は実現せず、この件に関しては岡山防災士会さまに引き継ぎました。
14時から、薗小学校避難所の『薗の会』に出席。
ずっと支えてきた先生方も限界に来ていると、薗の会でも運営体制の話が出ていました。
子育て支援策について、プロボランティアの方と連携のお話。
SOSU(素数)副代表のなおさんも現地入り。
被災地を案内し、実情をリアルに見てもらいました。
なおさんはSOSUで子育て世代の方を対象としたホッとする居場所づくり的サロン運営を行うための建物を自費で整えてくれています。
【設備工事を自費ですでにしている】なんてなおさんご夫婦の意気込みにまた力をもらいました。
でも、自費は正直きついはずなので、補助金等で補填できないか、今、さっぱりわからない『お金』という苦手分野に取り組んでいます。
7月20日(金)
子どもが夏休みに突入。
子どもが毎日、家にいるようになり、実家の母も子守り疲れでだんだんボランティアへの理解も求められなくなり、子連れで真備は迷惑になるので思ったように身動きが取れなくなる。
ほったらかしだった家を片付け、SOSU会議で朝からなおさん宅へ。
今後の活動方針や、スタッフ集めについて各種相談。
今後、サロン運営していく予定の物件を確認。
なおさんのお母様に子どもたちをみんな預け、薗小学校へ。
薗の会には間に合わず、プロボランティアの方と企画の相談。
バスを出す企画なのでバス停を探すことに。
民の企画だしこの状況なので行政関連施設は頼めない。
どこかいい場所がないか、頭をぐるぐるさせながら直接交渉するしかないと決める。
ディオ真備店を思い出し、その足でいってみる。
趣旨と企画を説明すると『皆さん思いは同じなので!』と即時OK!!
感動しました!!
ディオさん、本当にすごい!!!!!
真備の拠点はできたから今度は総社の拠点探し。
清音夢テラスさんへ。
こちらも、即時OKでした。
今回、活動して『総社市』『倉敷市』の行政の壁をすごく感じていました。
行政は仕方がないんだと思います。
総社市は倉敷市からの要請がないと、何もできないそうです。
最初からいろいろと無理を承知で聞いてきた中で知り得たのですが、倉敷市から総社市に要請がないそうです。
総社と真備はもともと地縁が濃い間柄なので、本当に真備に親身になるのは総社市民のほうが多いと思います。
要請があれば動けるのに、ともどかしい気持ちをお持ちの行政の方にも接しました。
総社市長はそれでも真備の支援も念頭に動かれていて素晴らしいと思います。
避難所でもたくさんの真備からの避難者を分け隔てなく受け入れ、支援物資もどなたでもどうぞと提供されています。
総社市は本当はしてはいけないところまで手をだしている、精一杯しているんだと教えてくださった方もいます。
この先もずっと総社と真備はお隣同士。
励まし合いながら復興していけるのが理想です。
行政の壁が今後の妨げにならないことを総社市の行政の方たちも、私達のような個人市民も願っていると思います。
総社も倉敷も困っている被災者の方にとって行政の単位なんて関係ない。
たちまち民は、その壁を自由にまたいで色んな事ができます。
そのポジションを生かして、これから子育て支援活動を行っていきます。
駐車場は確保できたので、団体のかたからの提案があった高校生ボランティアを募りに総社南高校・総社高校を回る。
なかなか厳しい感触。
高校生で小学生託児は不安も伴うので大人か大学生で考えることに。
夕方、帰宅してラインをみると岡田地区の友達から『とにかく人手が足りず、全然片付かなくて困っている。5人くらいなんとかならないかな?』と連絡が入っていました。
たちまち旦那にいってもらうことにし友人に声掛け。
もうひとり、託児ボランティアにも駆けつけてくださった友達の旦那様が志願してくださったので、感謝してお願いしました。
岡田地区にまだボランティアが入っていないことがわかりました。
実情をツイッターでつぶやきました。
夜、ツイッター経由で、岡田地区のことについて関心を寄せてくださる方から連絡があり、DMのやりとり。
わかっている情報を提供。
ツイッターなので、どこまで信頼していいのか迷う。
結構、グイグイ情報を欲しがられたので、どう対応していいか困る。
防災士会さま、フェイスブック支援者グループの方に対応を相談する。
7月21日(土)
朝からツイッターの方に急かされたので、町づくり協議会会長様に電話。
あれから、何かことが動いたのか聞くと社協の会長さんが来られて岡田地区に団体ボランティアが入っているとのこと。
後のことは避難所専門だから分からないとのこと。
お礼を言って電話を切りました。
ツイッターの方にそのことを伝え、ご協力に感謝しました。
あとになって、現地のために一生懸命活動されている方だとわかりました。(*^_^*)
ありがとうございます。ありのままに書いているのでご了承ください。
岡山防災士会さまにも連絡。
明日真備でボランティア活動をするので様子を報告してくださることに。
旦那が岡田地区の友人宅へ。
繋がりのある総社市議の方も、ずっと総社・真備で力仕事のボランティアをされています。
お忙しい中時間を作り友人宅にも向かってくださることに。
力仕事をしてくださいました。
旦那の帰宅後、ボランティアを見たか聞いたら見ていないとのこと。
どうなっているのか結局よくわからない。
自宅でなおさんとやりとりしながら、子育て企画について検討。
7月22日(日)
岡山防災士会様より、岡田地区に団体ボランティアが入っていることを確認。
ツイッター、フェイスブックでつぶやきました。
後から薗サテライトができていることを確認。
すごく嬉しかったです。
民生委員さんたちも戸別調査に動き始めたとの報道も。
ホッとしました。
家事掃除を済ませて、子どもと約束していたプールを買いに行く。
9時半からSOSU会議。
メンバーがなおさん宅に集まり、子供がワイワイ遊びまわる中今後の活動方針、プロボランティアの方との直近の企画の計画、人集め開始、施設の下見。
下見の際にプロボランティアの方もきてくださいました。
なおさんの旦那様に今後の活動のアドバイスをいただく。
資金面のアドバイスをいただける方を紹介していただき、翌日早速相談することに。
『みんなで頑張ろう!』と盛り上がる。
仲間がいるのはありがたいなぁと、心底思う。
一日SOSU会議で終わる。
7月23日(月)
朝から車検へ向かう。
こんなときに、車検ww
倉敷へ向かう道中、酒津の手前の清音黒田あたりの道路に土砂が流れ込んでいたことを確認。
道の脇に土砂が残り、周りの植物が土砂で白くなり、粉塵が道路にこびりついていました。
ここでも川の水が溢れていたことがわかりました。
すんでのところで、倉敷市中心部の水没が免れていたんあだなぁと、見ながらゾッとしました。
車の整備説明の際車の奥の方まで粉塵が入り込んでいてびっくりしました。
車の掃除も頻繁にしないと、この粉塵が中まではいりこんだらどうなるんだろう、と心配になりました。
今、現地で活動されている皆様、詳しいことはわかりませんが、素人目に見て車の下側の清掃を、こまめにされたほうがいいと思います。
車検の帰り、ずっと我慢していた子どもたちにご褒美を買う。
イオンへ行き、イオンの中は真備が嘘のようにいつも通りの日常生活で、なんとの言えない妙な感覚になる。
帰りに子どもに被災現場を見せ、自分のしていることを説明。
神原呉服店へ。
託児の手が足りていなかったので、子どもも一緒に託児を手伝う。
娘の小学校から電話があり、個人懇談をすっかり忘れていたことに気づく!!!
またも、ウッカリ発動…。
そのまま、個人懇談へ…。
ぐったり疲れる。
7月24日(火)
朝から自宅で10日間の活動記録を書き直し、発信。
資金調達の相談。
補助金の申請方法等全くわからない『お金』方面の知識をいただく。
昼からなおさんと自宅で会議。
子どもたちが大騒ぎする中、各種検討事項を検討。
何をどう補助金申請するのか、よく分かるように企画内容を組み直す。
某補助金のヒアリング日程が決まる。
それに向けて準備。
総社市議の方もきてくださり、友人宅のボランティアのお礼と情報交換。
熱い想いで現地の支援活動に励まれている様子に力を貰う。
7月25日(水)
昨日と同じく午前中は片付けと買い物をし、昼からなおさんと自宅で会議。
ブログつながりで知り合った方が、わざわざ総社までお越し下さり、子育て支援の楽しい夏休み企画について協議しながら検討。
なんだか久しぶりにワクワクする。
こんな気持ち、本当に久しぶりだなぁと思う。
日常から一瞬抜け出し、子どもも大人も楽しい気持ちになっていただけるような、そんな企画になるよう協力して取り組むことを確認。
被災者の方のお気持ちがどんなふうに推移していくのか、配慮を忘れずに一緒に考えていけるように留意していきたいと思っています。