岡山ママブロガーのマイコです。
春ですね。
道中、色とりどりの春の花が、本格的な春の訪れを知らせています。
長い長い冬を超え、あたたかな春のような平和が、やっと私自身にも訪れました。
トラブルは対処するためにおきる
2022年3月は人間関係のトラブルのために気の休まらない1か月でした。
人間関係のトラブルは、とてもハードで重たい現象ですよね。
ポジティブかネガティブかといえば、ネガティブな現象だと捉える方が一般的です。
が、トラブルそのものはポジティブでもネガティブでもなく、単なる一つの出来事で、その出来事をどう受け止め、どう対処するか。
目の前の現実に入り込みすぎていた私は、とてもしんどい日々を過ごしていました。
長い葛藤期間を経て、やっと一歩下がった位置から出来事を眺めることができるようになりました。
そして今日、ようやくそのトラブルが、心を煩わす問題ではなくなりました。
1年近くの歳月をかけ、出来事に翻弄されながら経験して学びとったことを自分のために整理します。
人間関係のトラブルは、お互いの課題を解決するため現実化する
あらゆるトラブルは、自分自身の内面の課題と向き合うために現象化します。
トラブルになった相手は、敵ではなく、学びあいの相手。
自分の内側、奥深くに眠っていた課題を映し出す鏡です。
お互いの課題を解決するために共同作業でノイズを現実に結晶化します。
現実から抜け出した今だからこそ、こういう考えにたどり着きましたが、それまでの過程では、怒りや憎しみを感じずにいることはできませんでした。
ずっと思っていました。
相手が悪い。
そうとしか思えませんでした。
だけど、やっぱり対等な関係だったんです。
怒りや憎しみは、感じてもいいということも分かりました。
湧き上がる感情にポジティブもネガティブもない。
自分の内側から自然と湧き上がる素直な声を無視しないこと。
今、自分が怒りや憎しみを感じていることを否定せずに感じきること。
感情をしっかりと捉えれば、その感情を手放せるようになります。
相手が誰でも、起きた出来事の内容も、本当はそこまで意味はない。
私は、相手がしてくることを恐れる以上に、私自身が誰かを責める立場になることを恐れていました。
相手の背景が分かるからです。
それでも、相手が引きるけるべき課題を、私がいつまでも肩代わりするのは相手への依存。
- 悪者になりたくない。
- 人に好かれたい。
- いい人でありたい。
自分自身を100%信頼できていなかったんです。
相手の問題を勝手に引き受けるから、いつまでたっても相手もそこから抜けていけない。
それは決して「愛」ではない。
エゴです。
自分自身の責任は自分でとる。
相手の責任は、相手が引きうける。
誰にも肩代わりはできません。
相手は自力で解決できるのに、それを信頼せず、相手の経験を阻害していた私の傲慢さに気がつきました。
1人が変われば2万人が変わる
今回のトラブルに向き合っていく過程で、たくさんの人が私をサポートしてくれました。
なかでも友人の一人は、自分の立場を危うくする可能性があっても、いろんなことに配慮しながら、私を励まし、いつも事実を教えてくれました。
最大のサポートを受け、心から感謝しています。
そして、トラブルになった相手側にも、その周りにたくさんの人がいます。
今回のことに自然と関わることになった全員が、一つの出来事から学びあう共同体です。
人はただ生きているだけで、波のように周りに影響を与えています。
私の中に湧き上がる『迷惑をかけて申し訳ない』という気持ち
『巻き込んでごめんなさい』という気持ち。
それさえも、ノイズでした。
出来事から学びを得る人は、私と相手だけではない。
関わることになる人も、同じ問題にそれぞれの立場から関わりながら、自分自身の課題を提示され、それを超えていく。
内面深くの課題を見つめ、ブレイクスルーを起こし、自らがそれぞれに変化する。
世界中の人々が、日々の生活の中でこれをやっています。
純粋に個人的な問題というのは本当はなく、誰かの経験は必ず周りに伝播します。
それがいたるところで同時多発的に途切れることなく起きている。
1人が変われば、2万人が変わる。
世界は決してバラバラの単体ではなく、相互に影響し合っています。
自己信頼は日々の選択から培われる
私は今回の出来事から、誰にどう思われようと、自分自身を信頼できていれば、何も怖くないということを経験しました。
自己信頼は、今、この瞬間の「選択」で培われます。
判断に迷うようなことがあっても、
間違いも正解もなく、あるのはただただ、経験。
世間一般の人が良しとすることと違っていても、
総スカンを食らう可能性があったとしても、
自分自身の声を信頼し、行動の指針とすること。
周りがどう思うとか、
悪者になりたくないから、
無難にやり過ごそう、とか…。
他人軸の思考回路そのものです。
私の課題は、『自分自身の内側から湧き上がる声を100%信頼する』でした。
内側の声を無視して逃げていると、どんどん問題は大きくなります。
起きる出来事を嫌わない。
逃げずにちゃんと見ること。
サインを見逃さず、直観を信頼すること。
日々の選択が、自分自身への信頼を培います。。
トラブルは対処するために起こる。
そして、それを抜けるためにある。
悪者は一人もおらず、そこには経験だけがある。
クリアまでの過程が長くても短くても、真に腑に落ちるために必要な期間。
自分の責任は、かならず自分で取ることになる。
抜ければ、終わる。
どこまでいっても、自分自身。