「なんか最近な~んもいいことがない(-“-)」
ため息をつきながら言い放った父…。
それを聞いた母からの依頼を受け、気候もいいことだし、急遽みんなでお出かけすることに☆
両親は近居で、子どもたちも私もとてもお世話になっています。
日頃のお礼を兼ねて、両親を連れ、時々一緒にお出かけしています。
先日、久しぶりに姫路セントラルパーク&サファリパークへ行ってきました。
今まで両親といった旅行先を振り返っての3世代プチ旅行の行先案の簡単な紹介と過去5年間を振り返って思うことを書いています。
旅行先の紹介は過去記事のリンク先を参考にしてくださいね。
5年ぶりのセントラルパーク&サファリ
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もう70代後半の両親。
父は足が悪くなり、長距離は歩けず、スローペースでしか動けません。
車中心で移動し、少しだけ歩く。
そんな旅行しかできなくなりました。
5年前にも両親と一緒に姫路セントラルパークを訪れたことがあります。
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2017年5歳と3歳だった娘たち
同じ場所を同じメンバーで訪れ、5年間の成長と変化を感じました。
まだ5歳と3歳だった子どもたち。
今ではすっかり大きくなり(長女10歳、次女8歳)、旅行もずいぶんと楽にできるようになりました。
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同じ月日が両親にも流れ、だんだんと年をとってきました。
サファリパークが終わり、遊園地にたどり着くころには2人とも足が痛みだし、子どもが遊んでいる間、二人はベンチに座って待っていました。
5年前は、母も一緒に観覧者に乗ったのになぁと少し寂しく思い出しました。
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5年前、母が次女の手をひいてのぼった観覧者までの坂道
以前は身長制限で乗れなかったアトラクションに姉妹だけで乗り込み、二人だけで楽しめるようになりました。
旦那と二人、子どもの叫び声を近くのベンチに座って聞き、一緒に笑いました。
肉体的に一番大変な子育て期は終わったんだなぁと二人で実感しました。
義理の両親と一緒に出掛けることをいとわずにつれて行ってくれる旦那にも感謝しています。
それぞれ同じだけ年を取ったみんなの背中を見ながら、思い出って、すごく貴重なものだなぁと感じながら歩きました。
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みんな揃って元気な記念写真。あと何回撮れるやら…。
生きてるうちに、親孝行 おすすめ3世代旅行
1泊2日の下関旅行 門司港・秋吉台・秋芳洞コース
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2019年11月 下関旅行の様子 娘8歳、6歳
母が旅行好きなので、時々両親を連れて旅行に行っています。
2019年には1泊2日で山口県へ行きました。
一日目は門司港で観光&新鮮な海産物を食べ、下関水族館へ。
水族館の目の前のホテルに宿泊しました。
翌日は秋吉台サファリパーク&秋芳洞を満喫して帰りました。
両親も子どももとても喜び、3世代で行くのにピッタリのいいコースだと思います。
釣り堀など、祖父母も安心してできる体験もの
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2021年5月 釣り堀 穂里山
2021年はコロナまっさかり。
派手な旅行はできませんが、気晴らしに自宅から30分とかからずに行ける釣り堀に一緒に行きました。
童心に返ったようにはしゃいでいた父がほほえましかったです。
足が悪くても、そんなに動けなくてもできます。
釣りなら親世代はきっとやったことあるし、昔の腕がなるって感じで生き生きとしていました。
水族館・動物園は3世代のド定番 こじんまりとした屋島水族館&瓦投げ
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2021年夏 屋島水族館へ
2021年の夏には瀬戸大橋を渡り、屋島水族館へ。
瀬戸大橋を渡るだけでもスカッとして気持ちがいいです。
讃岐うどんを食べ、瓦投げで地味に盛り上がり、のんびりいい旅行でした。
瓦投げもやたら喜んでいましたね。
何枚投げたことやら…。
島根で夏旅 電動サイクリングや海水浴もよき
そして、2022年の夏には島根県へ。
7月末に私と子どもはコロナにかかってしまったので、自然免疫獲得最強期間を使ってどこかに行こう!ということで急に決まった旅行でした。
旅行好きな母にも声をかけ一緒に行きました。
子どもたちの2週間引きこもり期間の憂さ晴らしも兼ねていたので海水浴にサイクリングに、旅行中の動きが活発だったので、父は参加せず…。いや、できず…。
おそらくこれが寂しかったんでしょうね(*´ω`*)
本当は一緒に行きたかったのに、言い出せなかったんだと思います。
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石見銀山レンタサイクル
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姉が浜海水浴場
島根は1泊2日で石見銀山→アクアス(水族館)→姉が浜で海水浴→出雲大社→玉造温泉と行きました。
「冥土の土産じゃ!」と言って、おばあちゃんも浮き輪を付けて海に入り、楽しかったです☆
振り返ってみて、どこに行くにしても、動物園か水族館はやはり3世代旅行にはピッタリだと思いました。
特に、車で周れるサファリは足が悪いお年寄りにもぴったりです。
水族館のイルカやアシカのショーも、両親も子どもと同じように喜んで感動していました。
エサやりも子どもと一緒にしてもらうと、とてもいい思い出になります。
あとは、現地の名物を一緒に食べる時間。
美味しいものを一緒に食べる時間はとてもいいものですよね(*´ω`*)
この先、両親と一緒に旅行に行けなくなる日が必ず来ます。
今後、自由に動けなくなった後も、一緒に食べた思い出の味を届けてあげると、懐かしい思い出と一緒に少し幸せな気持ちになれるんじゃないかなって思っています。
思い出って、皆にとって、すごいパワーの源になると思います。
今しかできないこと
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40代に突入し、自分自身の健康や両親のことなど、人生の課題が変わってきました。
最近、同級生のお友達が口々に、
「今しかできない思い出って、ホンッと大事!」
と言います。
私自身もそう思います。
今やっておかないと後悔すること。
「今」じゃなきゃ、後からじゃ、絶対にできないことがあります。
私は現代の流れに反し、子育てをめいっぱいしたくて、仕事を辞めたタイプの人間です。
決していい母親という訳ではなく、家事、家族とハムスターの世話、習い事の送迎、仕事と健康維持のためのジム通いで、日々怒涛のように過ぎ去っていきます。
フルタイムで働いてもないくせに、子どもにも自分にも腹が立ちブログもほったらかしで、実に情けな~い気分の時もあります。
地味で社会的な評価はなく、ボーナスを失い、退職金も手放し、収入は自分の実力勝負で不安定かつ半分以下。
キャリアは途切れ、子どもの将来の学費という漫然たる不安がいつも付きまとっても…、
それでも全部分かってて自分で選んだこの時間。
死ぬときにどれだけの宝をもってあの世に帰っていけるか。
一瞬一瞬をつかまえ、いちいちありがたがる。
そんな静かな精神的勝負をひたすらしているような今日この頃です。