英語講師が選ぶ 小学生 英語の読み聞かせ本 絵本からステップアップしよう

アーノルドローベルの英語読み聞かせ本

総社子ども英語FUN!MUSIC!!講師のマイコです。

子どもたちに英語を教える教室を始めて5年になります。

英語の学習が定着し、知っている単語が増え、簡単な英文法が分かり始めた頃、挿絵が付いている物語本英語の読み聞かせを始めました。

絵本とは違い、各段にレベルアップします。

私の教室での実践は、小学4年生以上の子どもたちです。

フォニックスの勉強を重ね、テキストを学びながら文法の説明も合わせて行ってきたので、短文であれば自分で読み、訳せるようになってきました。

そんな、ちょっとレベルアップした子どもたち向けの本を紹介します。

ご家庭で読む場合、大人側にもある程度の英語力がいると思いますが、子どもたちと一緒に学ぶつもりで、ぜひ物語文も取り入れてみてくださいね☆

アーノルド・ローベルの本

アーノルドローベルの英語読み聞かせ本

アーノルドローベルの英語読み聞かせ本

小学2年生の国語の教科書で、かえる君とがま君の『お手紙』を学習したのを覚えていますか?

カタツムリさんにお手紙をお願いして、まだこない、まだこないと待っている話です。

アーノルド・ローベルのお話では、かえる君とがま君の友情を軸に展開します。

おちゃめながま君がちょっとまぬけなことをして物語を盛り上げます。

大人も子どもも二人に共感し、最後には心がほっこり温かくなる素晴らしい物語です。

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日本語の本も大人気ですね。

私の娘たちのお気に入りの作家さんです。

アーノルド・ローベルさんは、かえる君とがま君のお話以外にもたくさんの本を書いています。

私のお気に入りは『ふくろう君』です。

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英語の本でもかわいい挿絵が読み手の理解を助け、優しい言葉遣いで子気味よく話が進んでいきます。

『Mouse Tales』 by Arnold Lobel

『Mouse Tales』 by Arnold Lobel

『Mouse Tales』 by Arnold Lobel p.32-33

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ねずみのお父さんが、こどもたちに即席で物語を作ってお話するという設定で始まります。

一冊の本の中に、7つのショートストーリーが入っています。

  • 話が単純であっさりしている。
  • 短い

ので、初めての物語に取り組むときの導入におすすめの本です。

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『Frog and Toad are Friends』 by Arnold Lobel

『Frog and Toad are friends』 by Arnold Lobel

『Frog and Toad are friends』 by Arnold Lobel

おなじみ、かえる君とがま君シリーズです。

先ほどの『Mouse Tales』より長くてちょっと難しいです。

物語文の教えかた

Frog and Toad are Friends

Frog and Toad are Friends

物語文、いろいろな指導方法があると思いますが、私の教室では、私が英語で読んで、一文ずつすぐに日本語に訳しています。

子どもだけで読むには、辞書等が自分で使えるようになってないと全部を理解するのは難しいと思います。

教室での読み聞かせは勉強をがんばった後のご褒美的な時間なので、こちらが子どもにエンターテイメントを提供する気持ちで読んでいます。

英語独特のリズムやアクセント、響きを感じてもらうことを大切にしています。

ジェスチャーを加えながら、できるだけ意味が英語でも伝わるように工夫しています。

英語の文を指で追いながら読み、子どもにも英文を目で追わせます。

子どもが明らかに分かってそうな簡単な文は「意味わかるよね?」と確認し、訳さずに飛ばしていきます。

子どもたちはかえる君とがま君に親しみがあるので、英語では難解な長いお話でも、みんなよろこんで最後まで聴いてくれます。

『Days with Frog and Toad』 by Arnold Lobel

『Days with Frog and Toad』 by Arnold Lobel

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HarperCollins
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物語文は、基本的に過去形で書かれています。

会話文では現在形など、時制の変化があります。

私が教えている子どもたちはまだ、

  • 現在形
  • 現在進行形

の2つしか知りません。

英語表現にも時制があるということを、この本で初めて教えました。

ここで詳しく時制を教え込んだりしませんが、

  • was は、is の過去形だよ。
  • ranは、runの過去形だよ。
  • willは、未来を表す言葉なんだよ。

などなど、あまり難しいことは言わず、サラっと説明します。

複数形のsや3単現のsはもう理解しているので、英語は同じ言葉でも変化するものだという認識は持っています。

will とか、同じストーリーの中で何回もしつこく出てくるので、繰り返し説明しているうちに慣れてきます。

物語文には、

  • one day
  • the next day
  • then
  • but
  • because
  • why

など、よく出てくるつなぎ言葉場面の移り変わりの表現があります。

命令形も出て来ます。

登場人物の動きに合わせて、前置詞もたくさん出て来ます。

his、him など、所有格や目的格なども出て来ます。

こういうテキストで知識として習うことが、物語では生き生きと使われています。

物語の文脈と挿絵の助けで理解できる、ちょっと知らない単語もでてきます。

出てくるたびに説明をしていくと、子どもは回を重ねるごとに理解していきます。

かえる君とがま君シリーズには、5つお話が入っています。

まとめ

アーノルドローベルの英語読み聞かせ本

アーノルドローベルの英語読み聞かせ本

アーノルド・ローベルの本は日本語で読んでもとてもいい本です。

子どもに親しみがある本で英語本に触れさせることで、とっつきにくさを軽減できます。

子どもたちはがま君が大好きです。

自分にも重なるところがあるからでしょう(*‘ω‘ *)

そして、かえる君の優しさに静かに感動しています。

いつもレッスンの最後に読むと、みんなほっこり暖かな気持ちで終わることができます。

ちょっと英語が分かり始めた子どもたちにとてもいい本です。

ぜひ、取り入れてみてくださいね!

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