もも子とクッシー
もも子は、昔から独特の世界観を持っています。
友達と遊ぶのも好きだけど、自分だけで黙々と何かをするのも大好きです。
小さい頃に大好きだったものは、石。
出かけてはお気に入りの石を拾い、延々水の中に落として楽しんでいました。
意思がハッキリしているので、下手に口を出すとすごく怒るので自由にさせておくのが一番な子でした。
話しが上手にでき出した頃から繰り返し言っていたことがあります。
ふと思い出したように、よく教えてくれていました。
響きが面白くて言っているのかと特に気にしていなかったのですが、先日急に思い出したので何年かぶりに聞いてみました。
クッシーはまだいるの?
いるよ、クッシーはね、悪いんよ。
昔と同じこと言ってる!
これは本当にいるのかもしれない!
お風呂の中で会話しながら、もう少し掘ってみました。
何でクッシーは悪いん?
あのね、クッシーはいつもだいたい怒ってるんよ。
なんか、ライオンみたいな感じ。
もも子がイー!ってなって怒ってるときは、クッシーは頭の中にいっぱいいて、すごい怒ってるんよ。
すんごい具体的!!
面白いのでもっと掘ってみた。
クッシー、いっぱいいるんだね!
うん。多分、70くらいいる。
クッシーは小さいんよ。
そんなにいるとは!!
クッシーはいつも怒ってるの?
うん。だいたいね。
でも、もも子がこけたりして泣いてたら、胸のあたりにいて、大丈夫って優しくいってくれるよ。
クッシーはね、もも子の友達なんよ。
いっつも一緒にいる。
何やらすごいこと言ってる!
感心して聞いていたら、
絵にかいてあげようか?
書いて書いて!
ということで、もも子が描いたクッシーの絵です。
とうとう会えたね、クッシー…。
何だか妙に感激しました。
もも子が育って説明力が付いたため、格段に具体的になったクッシー。
クッシー、これからももも子をよろしくね。
クッシーはウニヒピリ?
ウニヒピリとは、ハワイの伝統療法ホ・オポノポノのインナーチャイルドのことです。
忘れられた子ども。
私は輪廻転生を信じています。
人は死なない。肉体は死ぬけれど、魂は死なない。
何世にもわたって繰り返してきた生で、蓄えられてきたあらゆる記憶の貯蔵庫。
それが、ウニヒピリ。
意識はウハネ(母)と呼ばれます。
ウニヒピリ(子)は記憶を再生し、感情を通してそれを知らせます。
記憶はカルマ。
カルマを解消するために、人は現象に出逢います。
カルマを断ち切り、ゼロに戻す。
ゼロに戻すことで、どんどん自由になる。
その手法を伝えているのがホ・オポオポノです。
ウハネ(母:意識)が感情を無視して頭の中の理屈の言うことしか聞かず、ウニヒピリ(子:感情)の声と違う行動ばかりとるので、無視されたウニヒピリは深く傷ついています。
もも子は、ウニヒピリと話をしているんだな。と思いました。
ときどき私より悟ったことを言うのも納得です。
スゴい事です。ちょっとうらやましい。
このまま、クッシーとの関係を大切にして育っていってほしいな
ちなみに、ムニーとプッチーはよく分からない存在らしいです。
でも生まれてからずっと確かにいるらしく、ムニーは6くらいいるそうです。
プッチーは最も謎の存在のご様子…。
形も色も、クッシーほど分からないとのこと。
おまけのカルマ論
ちなみに、最近読んだシュタイナーのカルマ論によると、
30代以降(30歳で意識魂が確立するらしい)人生の中盤で自分の自由意思で選んだ友達と来世では親族になるらしいです。
だから、自分の両親は自分がどこかの前世で友達として選んでいた可能性があるらしい。
そして、子どもとも同じくいつかの前世で友達関係だった。
それをグルグル繰り返しているんだと思うと、今、目の前にいる友達とのつながりがなんだかすごくないですか?
どれも確証なんてない話です。
証明なんてできません。
だけど、ちょっと面白いですよね。
誰を友達に選ぶのか、どんな人と引き合うのか、どんな関係を築くのか。
それは、今世だけの問題じゃない。
人は死ぬとき、物質的なものは何も持って行けません。
残るのは、感情とカルマ。
次の生を意識して今を生きる。
今世で終わりじゃないと意識して生きることは、生き方の変革を促します。
過去を後悔しても、未来を心配しても、全く意味がありません。
『今』しかできることはない。
直感に従うっていうのは、そういう意味なんだろうと思いました。
もも子とクッシー。
エライ深いところまで行きましたが(笑)
大人になってもクッシーを忘れず、仲良くしていてほしいな。
あのね、クッシーとね、プッチ―とね、ムニーがね、いるんだ。クッシーはね、悪いんだ。