もも子の創作絵本
もも子は幼稚園の年長です。
同じクラスの男の子が絵本を書いて教室に持ってきてくれたのをきっかけに、絵本を書くことにハマりました。
9月の終わりから一日一冊のペースで書き溜めていき、結構な数の作品を作成しました。
毎晩もも子の絵本を読むのが家族みんなの楽しみになっていました。
そんなある日、
という話になり、先生に読んでもらうつもりでせっせと書いていました。
朝、リュックに入れて持って行くけれど渡せない日々が続いていました。
親がいい加減なので、先生はスゴイ存在だと思っていて、普段のお話は大丈夫みたいですが自分から先生に何かすることを極度に恥ずかしがります。
私もそんな子だったので、昔の自分を見ているようです。
自分でその気になるまで気長に待つことにしていました。
もも子の小さな一歩
朝、絵本を渡せずに先生の前でモジモジすることが続いたので、
先生には一応、
絵本を渡したいのに渡せなんです。
また、渡せたら読んでやってください。
と、声をかけていました。
それから半月近く経ち絵本ブームも下火になってきた頃、急にもも子が、
先生に読んでもらう絵本を書く!
と宣言し、せっせと書き上げました。
封筒ちょうだい。
いつになくやる気のもも子。
これは本気だな、と思い封筒を渡しました。
先生に本を持って行きだして実に一か月。
先生だけにしか見せない。
そう言って、本当に私にも見せてくれませんでした。
お母さんが先生に渡し先生にはお家に帰ってから読んでいただくということで、やっとホントに先生に渡すことができました。
渡した後、先生に「ありがとう。」と言っていただき、
ニヤッと笑い、嬉し気なもも子。
後から先生が、「実は催促しちゃったんです☆」と教えてくださいました。
先生のアシストのおかげでやっと一歩踏み出せたもも子。
鏡文字だらけでよく意味の分からない文字を読み、お手紙のお返事まで下さった先生。
便箋は、もも子の大好きな野生動物の模様。
先生のあたたかさが伝わってくる優しいお手紙でした。
本当にありがとうございます。
その後のもも子
お手紙を友達に見せびらかし、嬉しくて仕方がない様子のもも子(笑)
ついでに嬉しすぎて公園にリュックと水筒を忘れ、友達に持ってきてもらうといううっかりサラブレッドっぷりも発揮。
先生のおかげでもも子は一つ自分の課題をクリアすることができました。
先生にお手紙もらってどうだった?
嬉しかった。それに、やっと先生に渡すっていうのが終わってよかった。
その後、「絵本はもういい!」宣言(笑)
親的にはちょっと残念ですが、本人なりに一つ区切りがついたのかな。
お月見会
あのね、今ね、組のみんなで協力して絵本を書いてるんよ。
クラスみんなで?
そう。みんなで協力して作ってる。
へぇ!スゴイね。
お母さんたちにもいつか見せてもらえるかな?
うん。生活発表会で見せてあげれるよ。
楽しみだね。
それぞれ子どもに合った指導をし、等身大の子どもの様子をみてどんどん活動を拡げてくださる先生。
素敵だなぁと思います。
爪の垢を煎じて飲みたいくらいです(笑)
生活発表会が今から楽しみです。
先生にも読んでもらったら?