岡山ママブロガーのマイコです。
コロナですっかりご無沙汰になった、リアルイベントに久々に参加してきました。
令和2年11月14日に総社市内で開催された『高梁川流域はたらきかた発見マルシェ』です。
講師は、一般社団法人 はれとこ 代表理事で、岡山ブログカレッジの主催者チーさんこと戸井健吾さん(@ktoi_chi)です。そして、サブ講師は主婦ブロガーのあまむらさん(@shimishimike)。
今回のセミナーのテーマはWEB・SNS活用コースで、バランスよく仕事をする生き方というテーマで開催されました。
ウェブを中心にお仕事をされているお二人のリアルなお話をお伺いすることができました。
会場にはたくさんの女性参加者が☆コロナ禍の今、子育てをしながらWEBを使って在宅で働く。そんなワークスタイルを模索される方が大勢いらっしゃるんだろうなぁと思いました。
チーさんもあまむらさんもの子育て真っ最中&主婦(夫)ブロガーなので、同じ立場の私にとって、頷くポイントがいっぱいあった内容でした。
ということで、勝手にうなずきポ~イント!!
- 子育てが生活の中心にあり、時間をやりくりしながらお仕事をしていること。
- 色々失敗しながら、「今」の自分にあったワークスタイルで働いていること。
- 合わないことはやらない潔さがあること。
子育てが中心にあるワークスタイル
お二人のお話で一番共感したところは、あくまで子育てが生活の中心にあることです。
お二人の在り方が一番強く表れているなぁと感じました。
自分が子どもといたいからいる。
別にバリバリ働きたい人を否定しているわけではありません。
そしてお二人がバリバリ働いていないわけでもない。
あくまで自分自身のスタイルとしてそう在りたいからそうしている。
チーさんは、システムエンジニアとして会社員時代を怒涛のように駆け抜け、子どもが生まれたことを機にフリーランスという選択肢を考え始め、なんやかやあって(←大事なとこ略しすぎでごめんなさいw)現在のフリースタイルに転身。
あまむらさんは、子育てしながらムリなく働ける、シフトのない仕事を探していたところ、ブログにたどりつく。雑記ブログから始め、食べ歩きに特化したブログ『ノッツコッツ』をスタート。岡ブロ参加をきっかけにライター業も請け負うように。
初めはライターとしてガンガン頑張ろうとしたけれど、無理しすぎて家の中が回らなくなり、ワークスタイルをチェンジ。週に1回程度、かつ、9時から14時に限る仕事にコントロールして働く、現在のワークスタイルに落ち着いている。
お二人に共通していることは、
- コツコツとブログ等発信を積み重ねてきたこと。
- 安定的な収入が他にも見込める状態があること。
この2つがあるから、現在のスタイルに不安定感なく、落ち着けているんだと思いました。
失敗しながら試行錯誤してたどり着いたワークライフバランス
お二人とも初めからうまくいっているわけではなくて、チーさんは会社員時代にうつ病で休業しているし、あまむらさんも雑記ブログからはじめ、やりながらやりたいことがハッキリしてきて、現在の食べ歩きブログに行きついたとのこと。ライターの仕事を請け負いすぎて家の中が苦しくなる失敗も経験されています。
WEBでもSNSでもなんでも、簡単なうまいやり方はなくて、
- まずは、やってみること。
- 試行錯誤しながら、コツコツ積み重ねること。
何かをはじめたら、失敗はつきもので、落ち込むこともあるけれど、また一歩ずつ進んでいけばいいんだろうと思います。
簡単なうまいやり方を安易にもとめると、情報商材ビジネスの餌食になってしまいます(/ω\)
合わないことはやらない方がいい循環を生み出す
WEBでもSNSでも、初めからこれで生活できるほどのお金稼ぎを目的としない方がいい。
WEBやSNSは、仕事につながるツールくらいに捉えて、楽しめることをやってみるのがいい。
お金を目的にしちゃうと、ちょっとしんどい…。
チーさんもあまむらさんも、WEBやSNSの周辺にいる人たちと出逢い、その出会いを通して思わぬ方向に導かれ、新しい仕事につながったりしながら現在に至っています。
お二人の「今」に一貫して感じたことは、自分に合ったことだけをしていて、無理をしていないこと。
WEB発信は、自分の得意みつけだというお話がありました。
初めから好きなことや自分の得性がハッキリしている人は少数派で、大多数の人は自分にどんな才能や適性があるのか分かってないし、自信もない。
発信しているうちに自分の適性や好きなことが明確になっていく。
得意と苦手が分かれば、自分の苦手なことは、他の人にやってもらう潔さがうまれ、そこからまたほかの人の得意が生かされ、経済が回り、人脈が拡がる。
そんないい循環が生まれるきっかけづくりに、WEB・SNS発信はとても相性がいいなぁと私も思います。
私のワークライフバランス
私も子育てを中心に置きたくて仕事を辞めました。
自分がそうしたかったからです。
私が「今」一番実現したいことは、
- 家庭をあたたかなぬくもりのある場所にすること。
- 子どもが安心して大きくなってくれること。
全く派手さはありませんが、当たり前の日常が毎日楽しいものであることを大切にしています。
仕事を辞めた後、一念発起して自分の得意と経験を活かした英語&リトミックの仕事を始め、今年で5年目に突入しました。
仕事の規模も小さくて、たくさんの収入や、大勢の友人、フォロワーに囲まれた生活ではありませんが、一番初めに願った生活スタイル:「子どもたちの成長を穏やかに安心して見守る」は実現できています。
細々とした小さな小さな教室ですが、保護者のみなさまとずっと一緒に学び続けている子どもたちの成長を楽しみにやりがいをもって働いています。
昨年は仕事を増やしすぎてしんどくなったので、今年はコロナがいいきっかけになり、仕事量を減らしました。
やってみたからこそ、たくさんのステキな人に出逢えたし、仕事の幅も広がり、自分の許容量も分かりました。
色んな場所に足を運び、試行錯誤を繰り返しながら、失敗もして、恥ずかしい思いもいっぱいして、「今」の自分にとって心地いいワークライフバランスにたどり着きました。
これが来年も続くのか、他のことをしているのか、私自身も未来の自分がどうなっているのか全く分かりません。
ライフスタイルは、人生のライフイベントごとに変わるものだからです。
私は一生働くつもりで入った職場を、2度も退職しました。
一回目の退職は職場自体が解体され、生き方を考え直すきっかけをもらい転職を決断。二回目は子どもの出産と母の体調不良が重なったため、何を大切にすべきか、これから先の生き方を考え直すきっかけをもらったからです。
どちらの職も安定の代名詞:公務員だったので、退職は本当に勇気のいる大きな決断でした。変化した後の自分を想像し、勝算が見込めてから最終的に決断しました。
自分に合ったワークスタイルにたどり着くまでの過程って、他人にそんなに語るものではないし、数字には表せません。
だけど、やってみたからこそ経験できるすばらしい価値があって、そういうものが何物にも代えがたい人生の本質なんじゃないかなぁと思っています。
まとめ
やってみて、失敗して、またやり直して。
新しい自分に出会って、他人に出会ってもっと深く自分を知って…。
そういう過程にこそ意味があり、どんな生き方をしても成功も失敗もなく、ましてや、数字やお金や他人に評価されるような代物でもなく…。
お二人も仰ってましたが、少し前まで今のような生き方をしているとは考えたこともなかった。そして、この先の未来も、来年でさえ、今と同じことをやっているかは分からない。
きっとこれはどんな人も同じで、少し前の世代のようにずっと同じ仕事をして、今の生活スタイルをキープする。そんな生き方はきっともうできないし、安定とは言えないんだろうと思います。
少し前までブログで簡単に稼げた時代が確かにあり、それがあっという間に終わったように、どんなものも変化しないものはありません。
変化を恐れず、小さくてもいいので、自分に変化を起こしてみる。
自分の可能性を試してみる。
お金ももちろん大切だけど、お金や数字で表せない「何」を実現したいのか。
そこが大事だなぁと思いました。
無鉄砲にいきなり会社を辞めてWEB一本!起業!!とかではなく、お二人がちゃんと安定基盤をもってるように、やはり下準備は大切です。
何をするにしても、人に認められるためにやるんじゃなくて、人生を充実させるための一つのツールとして、WEB・SNS発信をうまく活用できたらいいなぁ。そう思った講演会でした。
チーさん、あまむらさん、会場のみなさま。
すてきな考える時間を、ありがとうございました☆