岡山ママブロガーのマイコです。
夫には、ジャマイカ人の友人がいます。
日本人の友人は、あまりいません(笑)
ジャマイカ人とバーベキュー
旦那にはジャマイカ人の友人がいます。
旦那が神戸でジャマイカの研究をしていた時に知り合いで、その後、ジャマイカ留学中にも大変お世話になった友達です。
サミは神戸でDJをしている。
もう一人のお友だち、デンバーさん(自動車部品をジャマイカに輸出する会社を興して経営している。)と一緒に、兵庫県明石市でバーベキューをするから、おいで。というお誘い。
デンバーさんとは、長い間連絡が取れなくなっていて、心配していたので本当にホッとしました。
ご家族で結婚式にも来てくださった方です。
私は美容院の予約をしていた(一度変更してもらっていたのでまた変更は言いにくかった。)ので、今さら変えられず、旦那と子供二人で行くことになった。
もも子は4歳、うめ子は2歳なのでまだJR運賃は無料。
せっかくなので新幹線に乗っていくことに。(なんと、エバンゲリオン特別仕様車に乗れました。)
朝市で手土産のピオーネと瀬戸ジャイアンツっていう品種のマスカットを買い、近くの駅まで送っていきました。
「お母さん、お仕事頑張ってね。」ももこがそんなことを言ってくれました。
大きくなったなってしみじみ思いました。
ホームで一人見送る母。
日帰りでしかも明石にバーベキュー行くだけだけど、じっとお母さんの顔を見て泣きそうな二人。
電車のドアが閉まり、ちょこんと座る小さな二人の顔を見ていると、母まで泣きそうに…。
家で別れるときは別に平気なのに、ホームってなんだか人をセンチメンタルにさせますね。
お母さんも行きたかったな。残念…。
懐かしのジャークチキン
6時過ぎに、旦那と子どもたちが帰ってきました。
無事に帰ってこれたことにまず感謝です。
もも子は、お母さんを見つけてすぐに半泣きになって抱き着いてきた。
うめ子も「すぐに抱っこせんと泣いてやるんじゃけん!」って顔で走ってきました。
お父さんと3人でしょっちゅう出かけてるけど、遠出するとちょっと寂しかったのかな。
旦那も疲れているけれど、なんだかリフレッシュした顔をしていました。
お土産に懐かしの味をたくさんもらって帰ってくれました。
ジャークチキン(鶏肉に大量のスパイスをかけ、ドラム缶で焼いたもの)、エスコビッチフィッシュ(あげ魚に酢で味付けした野菜のタレをかけて食べるもの)、フェスティバル(あげドーナツみたいなもの)。
ジャマイカから直輸入のジャークチキン用のドラム缶をセットして、本格的なジャマイカ料理バーベキューだったそうです。
総勢20名くらい集まり、朝から晩まで年に一回開いているとのこと。
半分以上がジャマイカ人。
サミがDJをして、ジャマイカ本国張りのボリュームでガンガン鳴らしていたとのこと
明石の海辺であったので、もも子とうめ子は遠浅の海に大喜びで浮き輪で遊び、ほぼずっと海につかっていたそうです。
もも子は英語で自己紹介できたらしく、お父さんに褒められてはモジモジしていてかわいかったです。
お父さんは見張らないといけないからなかなかゆっくりお話しできなかったみたいです。
もも子はお別れに挨拶のキスをされて固まったらしい(笑)
文化の違いを感じれて刺激になったかな。
元豪華客船のコックさんのサミとデンバーさん。
料理の腕前はプロだけあって超一級!
どれもおいしくてあっという間になくなりました。
こんなにおいしいごちそうを食べたのは久しぶりでした。
バーベキューにわざわざ呼んでくださり、たくさんのお土産まで持たせてくれて、本当に優しいし気前がいい。
ちなみに、デンバーさんはキリスト教徒です。
ホスピタリティーに改めて感激。
ジャマイカの結婚制度
デンバーさんはジャマイカのキリスト教の牧師さんの家に生まれました。
デンバーさんは日本人と結婚し、9歳と6歳の子どもがいます。
サミも日本人と結婚していますが、ジャマイカに子どもは複数残してきています。
ジャマイカでは敬虔なキリスト教徒以外はあまり結婚をしません。
なので、父親の違う子どもたちがたくさんいて、だいたい母親がひきとって面倒を見ています。
父親は母の違う複数子どもを抱えていることが多いので、最初こそお金をもってくるけれど、だんだんに顔を見せなくなり、結局は母親とその親戚が子どもの面倒をみるという状況になっていることが多いです。
だから、親族の結束というか、困ったら親族が助けるものという感覚は強い。
ジャマイカに一か月滞在中に、旦那のお友だちの家に遊びに行ったことがあります。
そこの旦那さんはキリスト教徒で、一度離婚をして、再婚をしました。
子どもは二人。
一人は前の奥さんとの子どもで、次の奥さんとの間にもう一人子どもがいます。
旦那さんが子供を自分で育てたいという意志が強かったため、父親が引き取ったとのこと。
そういうケースも時々あって、母親の、上の子と下の子の扱いがあからさまに違っていて、驚きました。
結婚という制度が定着していない国では、必然的に親戚の結束力が高まります。
やはり家族が安定しないことは、経済的に女性が厳しくなり、子どもの可能性も狭まるからでしょうね。
時々結婚なんて意味がないなんて意見を見るけれど、ジャマイカのキリスト教徒の方々は、現在のような状態を危惧していて、社会を安定させるため、なんとかキリスト教徒を増やし、結婚を促したいと考えています。
そういうことを知ったとき、結婚という制度の経済的側面は大きいと感じました。
結婚するのが当たり前じゃない国に行ってみて、そう感じました。
男性だって、女性だって、安定した暮らしが得られない。
精神的にも不安定なんじゃないかな。
結婚という制度はとても合理的な制度だと思いました。
結婚という制度がなんで出来上がっていったのか。
多分、経済的にも精神的にも暮らしを安定させ、活力を生産的な方向へ向かわせるために定着していったんじゃないかな。
ジャマイカ料理を食べながら、そんなことを考えた日曜日。
それにしても、ジャマイカから友達二人でやってきて、一人は自力で会社を設立し、経営。
もう一人はDJをして生きている。
なんてたくましい!
本当にすごい。
日本にいる私が、日本で泣き言を言っている場合じゃない!
頑張ろ!
2008年ジャマイカ滞在時の写真です。
この子はリアーナ。
旦那の滞在先の隣に住んでいました。
よく旦那の家の前に遊びに来てくれました。
異母兄弟が8人いて、その末っ子。
今ではたくましいお姉さんになっているだろうな…。