もう何年も、毎月2回、図書館に通って本を借りている。
自分用の本と子どもたちのための本。
私は図書館のおすすめコーナーが大好き。
自分が選ばない人やジャンルの本に出会えるから。
そこに選ばれた本には、何らかの理由があっておいてあるはずで、図書館司書さんの意図やセンス、時代のニーズが反映されている。
かと言って選ぶ本はやっぱり大体似たようなものになるんだけど、それでも時々新しい風が吹くことがある。
小学2年生の次女が好む本
子どもの本を選ぶ時間がまた楽しい。
次女は物語が好きで、絵本だとムーミンやのらねこ軍団が好き。
長い本でも好んで読む。
それが私にはとても嬉しい。
次女は昔から黒猫が大好き。
2歳の時、たくさんあるぬいぐるみの中から自分で選んだ黒猫のトムは、もうそれはたいそうボロボロだけど、夜は必ず一緒に眠る親友だ。
黒猫をテーマにした本をかりて帰れば、たいていヒットする。
先日ハマったのは「くろねこのどん」
風邪をひいて約一週間、学校も習い事もいけれなかった雪の日に退屈をもてあそんでいたから一緒に読んだ。
雪の日に風邪をひいたエミちゃん(主人公)の話が次女と全く同じ状況で、ソファの上で寝転がってドンと一緒に旅をした。
私はこういう時間のことを、とても幸せだと思う。
今日はぐりとぐらで有名な中川李枝子さんの物語をかりて帰ってみた。
ヒットするといいなぁ。しなくても私が読むからまぁいいか。
文章嫌いの長女は、漫画でもためになるシリーズ推し
一方、長女は文章の本はあまり読まない。
ミニバスを始め、スラムダンクにドハマりしている。
5年生から始めたので、幼いころから習っている子たちのようにはなかなかプレーできない自分がはがゆいのだろう、YOUTUBE動画をみては隙間時間を使って毎日欠かさず駐車場で練習する。
わが娘ながら感心するが、暇さえあればバスケかスラムダンクな日々…。
わたしとしては新しいジャンルの本にも出会ってほしくて、水泳をテーマにした「5番レーン」という韓国の小学生スイマーの本を借りてきてみたが、全く読んでくれなかった。
水泳の大会にも出るようになった長女の心境に似ているところがあると思い、物語本にも気を引こうと借りて帰ったけれど、結局読んだのは私だけだった。
長女は漫画形式の本ならよく読む。
サバイバルシリーズや偉人シリーズは図書館のおかげでたくさん読んできた。
おすすめは、学校では教えてくれないことシリーズ。
人気でなかなか図書館でも出会えないけれど、今日は3冊も借りれた!
ホクホクだ。
長女はこのシリーズが好き。
最近不発続きだったので、帰ったら喜ぶだろうと思うとワクワクする。
図書館で本を借りるので、我が家ではあまり本を買う習慣はないけれど、数少ない機会に長女が自分で選んで買った本は学校では教えてくれないシリーズの『整理整頓』だった(笑)
自分の弱点がよく分かっているなぁと、笑ってしまった。
しょっちゅう物を探してばかりいる次女にもぜひ読んでほしい。
詩という新しいジャンルとの出会い
私のお気に入りは大体、哲学、心理学、形而上学、社会学、教育学系の本。
朝井リョウさんのエッセイや小説も好き。
朝井リョウさんが並んでいる本棚の180℃後ろ側、たまたまクルッと向きを変えたところに、詩のコーナーがあった。
そこで見つけた谷川俊太郎の詩集が最近のお気に入り。
ツイッターでいつも見ている辻仁成さんの本も並んでたのでかりて帰った。
辻仁成さんのツイッターは面白いのでぜひフォローしてほしい。
詩って、すごいものだなぁと思った。
物語ほど重くなく、サラっとしているのに臨場感がある。
凛とした精神性。
最近、目の前ばっかり見てるなぁと気がつかせてくれた本。
鬼の城にでも登って、海まで見渡せるあの大パノラマを観たくなった。
今日も谷川俊太郎の本を4冊もかりて帰った。
私はハマったら追求するタイプ。
気に入った作者は制覇したくなる。
寒い中、あたたかい部屋でソファに座り、コーヒーを飲みながらの読書タイム。
自分ひとりだけの、至福の時間。
図書館は素晴らしい✨