岡山ママブロガーのマイコです。
昨日、お庭のお手入れをしました。
枯れた紫陽花の、茶色くしおれた葉がたくさんぶら下がっていました。
なんだか見た目にも汚らしかったので、葉っぱを取りのぞくことに…。
すると、しなびた枯れ葉の奥に、たくさんの新芽が隠れていました。
寒い寒い冬の間も、植物は春のための準備を着々と進めています。
『re‐veal』明らかにする・反対側に剥がす
美しい花を咲かせ、やがて自ら花を枯らし、葉を枯らし、冬には枝だけ残すあじさい。
冬の佇まいに初夏のような華のある美はありません。
不要なものをすべて脱ぎ捨て、静かに耐えています。
英語で「reveal」という単語があります。
日本語の意味は、
- 明らかにする
- さらけ出す
- 映し出す
語源はラテン語で、
- ベールをはがす
- 暴露する。
枯れた葉を取り除くまで、そこに在ることすら気がつかなかった新芽を発見した時、この単語が頭にパッと浮かびました。
何か大事なメッセージを受けとった気がしました。
冬の時代は再生への準備期間。
古いものを自ら脱ぎ捨て、新しいものを生み出すために深く潜る。
やがてかならず訪れる開花の時期に向け、着々と準備を進める。
過去には過去の美しさが確かにあり、あじさいの花は、枯れた後も美を残していきます。
役目を終え、土に戻る枯れ葉。
しがみつく必要なんてないことを知っているものが持つ潔さ。
枯れ葉を取り除くことで初めて目に飛び込んできた、フレッシュなエネルギーと新しい命。
固く閉じたピカピカの新芽に、強い意志と圧倒的なパワーを感じました。
きっと新芽は、去年の花の美しさを知らない。
それでも、どうすればいいのかは生まれながらに全部知っている。
同じように見えても、その奥の奥のほうで、もしかしたら新しい遺伝子が目覚めているかもしれない…。
古いものが役目を終えた時、新しいものがすでに用意されている。
時期が来れば自然と花開き、最高の美しさをただただ表現する。
古いものを削ぎ落したあとに現れる、新しい世界の壮大なビジョン。
あじさいの花がrevealしてくれた事実に、とてもワクワクしています。