岡山ママブロガーのマイコです。
小学2年生と4歳児の娘がいます。
幸いなことに近所に同じ年のころのお友達がいて、学校が終わると毎日のように一緒に遊んでいます。
昨日、面白い事件があったので、書きたくなりました。
『家』で変わる、子どもの力学
子どもが小学生になってから、子どもだけで近所のお友達と夕方まで遊ぶようになりました。
我が家や外で遊ぶことが比較的多いのですが、昨日は、久しぶりに、お友達の『家』の中をメインに、新しいお友達も加わり、大勢で遊んでいました。
それぞれの弟や妹へのやり取りをめぐってケンカをし、帰る間際に遊んでいた全員が泣くという事態になってしまいました(´Д⊂ヽ
いい勉強をさせていただき、本当にありがたいなぁと思っています。
いつもは仲良く遊べていたのに、昨日はなぜ事件が勃発したのか。
色んな原因はほかにも複合的にありますが、『家』の力学の話を思い出したので、そこを切り取って紹介します。
今日の大将はだれ!?
子どもは、『家』によって立場が変わります。
どの子の『家』で遊んでいるのかというのは、子どもの心理にはとっても大きな違いがあるんです。
自分の『家』にいるときは、物のありかや使い方など、なんでも自分が知っています。
さらに、自分の親が同じ建物内にいます。
他の『家』の子どもたちは、おもちゃを使うにしろ、何をするにしても、自分の『家』の子に伺いを立てます。
- 『○○ちゃん、これ使っていい?』
- 『手、洗わせて。』
- 『ホースはどこにあるの?』
など、なんでも知っていて許可を出せるのはその『家』の子どもだけです。
力関係が自然に生まれます。
例え、親が全く子どもの様子を気にせず子どもだけに遊びを任せていても、子どもは意識するしないに関係なく、どこかにいるであろう親の存在もなんとなく気にかけて過ごしています。
つまり、遠慮しているんです。
それだけ自分の『家』にいる子は、大将のような立場に自然と君臨します。
これが『家』が変われば、今度はガラッと立場が逆転します。
いつも我が家で遊んでいるわが子たちは、お友達の家に行くと今度は絶対に大将にはなれません。
思い通りに物事を動かすことができなくなります。
家が違えばルールも違います。
ルールはその家の子に聞かないとわかりません。
そして、その家にはお友達の親もいます。
力関係の差が、絶妙なコミュニケーションの違いを生み出します。
昨日のトラブルは、微妙な力関係の差が生まれたことでいつものような関係性でない状態で遊びが進んでいき、少しずつみんなストレスがかかり、小さなことをきっかけに爆発した。
そんな背景があったんじゃないかなぁと考えています。
いつものお友達と、いろんな家で遊ぶからこそ生まれるこの学びと関係性。
本当にありがたい限りで感謝です。
まとめ
昨日の一件から、いろんな『家』の中で遊ぶ大切さを改めて実感しました。
家庭ごとに違う文化を学ぶことは、社会に出ていくときにとても役に立つコミュニケーション能力につながると思います。
我が家は女の子ばかりなので、女の子特有のあの複雑なコミュニケーションがこれから始まっていきます。
だいたい、4年生くらいから難しくなってくるのかな…。
一緒に学びあってくれる相手と幼いころから遊ばせてもらい、本当にありがたいです。
子どもの話をできるだけ受けとめ、知っていることは情報として伝え、親子ですったもんだしながら乗り切っていきたいなぁと思っています。
私は、子どもも大人と対等な存在ととらえているので、正直なコミュニケーションを心掛けています。
昨日も、私が気が付いた『家』の力学の話を子どもにも伝えました。
トラブルは『悪』じゃなくて、解決するためにあること。
どうすればよかったのか、事件を振り返りながら一緒に考えました。
そして、いろんな家に行って遊ばせてもらい、すごくいい勉強をお互いにしていることに感謝するよう伝えました。
近所のお友達とはこれから少なくとも中学卒業まで、7年間は一緒に過ごすお友達です。
家を行き来して遊ばせてもらっているお母さま方にも感謝です。
昨日は私はその場にいなかったし、帰る時間が決まっている子もいるし、みんなが泣いて話せる状態ではなかったので、そのまま解散しました。
こういう時は、子どもの話をそれぞれの親が家でゆっくり聞いて、自分なりの解決策をつかませたら、翌日はさっぱり忘れて仲良くするように伝えるのがいいのかな、と私は思っています。
もし、また同じことが起きたら、みんなで話し合えたらいいなぁと思います。
参考までに、私が小学校教員の経験から身に着けた、子ども同士のトラブル解決話し合いのテクニックを紹介しています。