原画から読み解く『クマのプーさん』 素朴な世界観の作り方

クマのプーさん展

岡山ママブロガーのマイコです。

平成31年3月25日(月)東京・渋谷で開催されている、『クマのプーさん展へ行ってきました。』

イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館から、原画コレクションが来日していました。

プーさん展の見どころ

クマのプーさん展

クマのプーさん展の様子

見どころ
  • イラスト作家の意図
  • 風刺・哲学的世界観
  • ぬいぐるみレプリカ展示
  • 物語の生まれる背景
  • グッズ販売

ただ、原画を飾ってあるだけでなく、

  • どんな風にキャラクターが出来上がったのか
  • 構図や言葉のチョイスの工夫
  • 時代背景
  • デザインによる読者の心理的効果差

など、すごく奥深い世界が会場いっぱいに拡がり、ものすごく勉強になりました。

プーさんがなぜ、国境と時代を超え、こんなにも愛されているのか、よく分かりました。

原作者のA.A.ミルンと、イラストを描いたE.H.シェパードの織り成す世界を堪能できる、素晴らしい展示でした。

ありのままから生み出された物語

プーさん展仲間たち

プーさん展仲間たちの性格

会場には、クリストファーロビンが実際に持っていたクタクタのぬいぐるみのレプリカがおいてあります。

ぬいぐるみのありのままの形や表情から、それぞれのキャラクターの性格を決めたそうです。

プーは、いかにものんきそうなどっしりとしたクマ。

ピグレットは、ちょっと目がびっくりしたような表情をしていたことから、怖がり屋に。

ティガーは、いかにも好戦的な明るい表情。

イーヨーは、首がたれ、下を向いてだらりと下を向いた様子から、陰気なネガティブに。

ぬいぐるみの今の、そのままの状態から性格を決定した。

ありのままの観察からのひらめき。

素晴らしいですね…。

オウルとラビットは、ぬいぐるみはなく、本当の動物から描いたそうです。

ぬいぐるみより、精巧に描写されています。

それぞれの性格には、人間のもつあらゆる心理の機微が織り込まれています。

余計なものを感じない、

素朴さ。

ありのまま。

というもののが、プーさんの世界にはあふれていました。

100エーカーの森も、実際の場所にある木々を、ありのままに描写することで生まれています。

小枝なげの橋も、実在します。

ストーリーと挿絵、双方が生み出す世界観に圧倒されました。

ユーモラスな言葉遊びと巧みな表現

クマのプーさん展

文字遊びの事例(クマのプーさん原作と原画の世界より)

言葉をわざと間違える。

階段を上るように、文字を配置する。

太字や記号をデザインとして使う。

文字の表現で、読み手に読み方を教える。

読み聞かせをとても大事なものとして、物語を描いたそうです。

自分自身が読み聞かせをしてもらうのが大好きだったから。

ぬいぐるみ遊びにお母さんが加わると、たちまちキャラクターに生命が生まれ、生き生きとした物語の世界が拡がったこと。

作家の子ども時代の経験が、存分に生かされて物語が生まれたことを知りました。

子ども時代の何気ない時間。

森と触れ合い、見つめる世界。

想像の世界で遊んだ時間。

クリストファーロビンは、『何にもしない』ってことを、こよなく愛する少年です。

クマのプーさん展

プーさん展 モモンガーを探す二人

プーとピグレットが自分の足跡なのに、モモンガーかもしれないと森を探し回る一枚のイラスト。

何でもない日常にある楽しさ。

子どものころの、あの感覚を思い出し、なんだか涙が出てきました。

言葉の世界とイラストの世界の融合が生み出すもの。

余白、キャラクターの腕の場所、形。

原画の世界で描かれるキャラクターのは、点のように小さく描かれています。

キャラクターの想いを伝えるのは、そのしぐさ。

身体全体で語っています。

『長い間待っていました。』というストーリーの挿絵です。

クリストファーロビンは、靴のかかとがズレ、

プーは、橋にもたれかかり、

ピグレットは、不安そうにプーの背中に手を当てている。

それぞれのキャラクターの様子が、一枚のイラストですごく伝わってきます。

雪の描写、雨の描写。

道具の選択と表現テクニック。

イーヨーと、ねじれたハンの木の取り合わせとその配置。

その一つ一つが、プーの世界を伝えています。

すごいなぁ!!って、本当に感動しました。

かわいいグッズがいっぱい

プーさん展グッズ

私が買ったグッズ

会場の最後には、オリジナルグッズを含む、プーさんグッズがたくさん並んでいました。

あれも欲しい、これも欲しい!

文房具、Tシャツ、マグカップ、ポストカードに本の数々…。

オリジナル商品は、売り切れの商品もありましたが、すごくかわいくて、本当に楽しかったです。

プーさん展のグッズ

プーさん展のグッズの例

プーさん展グッズ

プーさん展のグッズ例2

子どもたちへのお土産に、手触り抜群のプーさんとピグレットのぬいぐるみを購入。

自分用に原画展のTシャツを購入。

大満足でした。

子連れはどうかなぁ…。

思ったより大人な展示だったので、落ち着いてじっくり見たくなると思います。

すぐに飽きてぐずってる子もいました。

逆に、夫婦やカップル、一人旅に超おすすめです。

展示を見ながら会話することで、お互いの価値観が分かってすごくいいと思います。

『クマのプーさん展』イベント詳細

クマのプーさん展エントランス

クマのプーさん展エントランス

※クマのプーさん展は終了しました。

【送料無料】 クマのプーさんWinnie‐the‐Pooh / A.a.ミルン 【本】

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