岡山ママブロガーのマイコです。
読書が大好きで、すてきなスピリチュアル本を紹介しています。
『スピリチュアルパートナーシップ』ゲーリー・ズーカフ著

今日は『スピリチュアルパートナーシップ』ゲーリー・ズーカフ著の下巻について紹介します。上巻については別記事で書いています。
上巻についての投稿で、五感的人間と多感覚型人間について書きました。
簡単に言ったら、
生存を第一目的とするのが五感的人間。
霊的成長を第一目的とするのが多感覚型人間。
五感的人間は恐れから逃げようとし、
多感覚的人間は自分の感覚を自覚し、恐れを引き起こす原因を癒そうとします。
そして、友人関係における両者の違いは、逃避行動と率直な交流という形で現れます。
五感的人間の友人関係

友情の持続を決意している。
外側のパワーを追究し、物事の責任を他人や環境に転嫁する。
そしてその結果、図らずも互いのパーソナリティの脅えている部分の願望を果たすことを常に支援しあっている。
【例】 離婚
彼女を犠牲者とみなし、彼女の元夫を悪党に仕立て上げることに合意して、彼女に同情します。そして、自分の似たような喪失体験やそこから学んだことを分かち合う。痛みから遠ざけてあげようと、様々な気晴らしの提案をする。
彼女のパーソナリティの脅えている部分発生させているもの(辛い、どうしたらいいかわからない、希望が持てない、寂しいなど)を忘れさせることに焦点を当てる。
「彼、よくそんなことができたわね。」
「私があなたでも、きっと同じことをしたわ。」
「今度はきっとうまくいくよ。」
友人たちは、他の友人たちからの支援を期待し、それを受け取れない時には落胆し、傷つき、怒ります。
自分たちの脅えている部分が活性化すると、互いに相手を攻撃さえする。
これは、外側の状況を操作し、コントロールしようとしていることの現れです。
友人たちは、彼らの「快適ゾーン」内に留まろうとします。
深酒、過食、喫煙、衝動買いなどについて、例え相手が抱えている問題に気が付いたとしても、決して触れようとしません。
友人たちが元友人たちになり、たがいに陰口をたたき、恨みを抱くようにさえなります。
この「引力」から「排斥力」。
「愛」から「軽蔑」への反転は、瞬時に発生します。
長年の友人が突然疎遠になったり、家族でさえ、突然口を利かなくなったりします。
快適さへの執着は、痛みからの逃避です。
それは思考を停止させ、ハートを塞ぎ、同じように逃避している仲間内に閉じ込めます。
たとえば、友人が泣くのをやめてほほ笑んだとき、異議を唱えずに賛同してくるとき、拒絶しないで受け入れてくれた時、彼らはより良い気分になります。
多感覚型人間のパートナーシップ

霊的な成長を決意しています。
物事の責任はすべて自分の真の意図にあると自覚しています。
スピリチュアルパートナーたちは、自分のパーソナリティの脅えている部分を癒し、愛に満ちた部分を育むことを、常に心がけています。
と同時に、誰かが問題に遭遇したときには、同じようにその人物が同じことを行うことができるよう導くことで、支援の手を差し伸べます。
【例】離婚
辛い、どうしたらいいかわからない、希望が持てない、寂しいなど、痛みを体験させている、そのパーソナリティの脅えている部分を彼女に体験して癒すことができるよう、支援します。
「今、自分の体の中で何か感じてない?胸や喉、みぞおちのあたりで。」
「そこで何かを感じていない?それはどんな種類の思い?」
「それって、愛に満ちた思いかな、それとも愛を欠いた思い?」
これ以降どうしたらいいかは、その人本人にしか分かりません。ただ、自分の感情に目を向け、自分の内側を探り、恐れの存在に気づき、自分を変えようとすることで、確実にその部分の癒しが行われます。
外側のパワーではなく、真のパワーの創造を促し、それは「内側の力学の変化」を求めます。
パーソナリティの脅えている部分は、戦いを挑まなければ、活性化する度に同じことを行い、同じ痛みを創造し続けることを知っているからです。
スピリチュアルパートナーたちは、常に自分たちが内側に持っている意図に気づくことを支援し、愛に満ちた部分を育めるように支援します。
スピリチュアルパートナーたちは、快適ゾーンの外側まで旅をします。
一時的な自分自身の安全と価値を、もはや追求しません。
常に自分の内側を癒そうとするからです。
個人たちが対等な立場で意識的に交流し、その過程で誰もが真のパワーを創造することを目的としています。
責任はすべて自分にあるということを自覚し続け、自分の感情や思考を常に吟味し、意識的にパーソナリティの脅えている部分に反応し続けます。
互いに慰めたり、宥めたり、落ち着かせようとしません。
また、自分自身もそうしてほしいとは思いません。
不快な状況にいる時こそ、自分自身の癒しを行う好機と捉え、その部分に戦いを挑みます。
スピリチュアルパートナーたちは、優しくて、思いやりがあり、率直で、オープンです。
彼らは、その率直な交流の中で、自らが真のパワーを創造するとともに、仲間の真のパワーの創造を積極的に支援します。
いかなる恐れも彼らの行動を制限することはなく、交流の中で笑い声や涙が抑えられることはありません。
まとめ

友人関係からスピリチュアルパートナーへ変化させるためには、自分でそのことを決意するだけでいいとのこと。
そしてそれを本に書いてあるガイドラインに沿って実行する。
それをそのままいろんな関係性の中で発動させるか、っていうのはまた別問題だと思いますが、友人関係を基盤とする仲間内では、変化が歓迎されることはあまりないそうです。
スピリチュアルパートナーシップを目指すと、あまり周りが気にならなくなります。
そうではない人たちに、変に思われて一向にかまわないんです。
スピリチュアルパートナーシップを目指している人たちが、そうでない人たちを見下しているかというと、決してそんなことはありません。
そんなことを行うのはパーソナリティの脅えている部分そのものだからです。
そんな感情が芽生えたら、自分自身に戦いを挑むと思います。
苦しそうな人がいれば、「今、頑張ってる最中なんだな。」って思えるし、何か問題が起こったら、他人を責めずに済みます。
「この問題が自分に伝えてくるメッセージは何だろう。」なんて頭の中で考えているからです。
自分を責めすぎて苦しくなることは多少あるかもしれません。
ただ、そうなったら方向性を間違えてるんだなってことに気が付く瞬間があります。
そしたら考え方の軌道修正を試みます。
私はまだまだ修行中の身で、なかなか行ったり来たりですが、たくさんのスピリチュアルパートナーに出逢うことで成長していきたいと思っています。
ズバズバ書いてある面白い本でした。興味のある方はぜひ、ご一読を(‘ω’)ノ